ソーラー充電で煩わしい給電を解決! ロジクールが無線キーボード「Signature Slim Solar + K980」を11月27日に発売(3/3 ページ)

» 2025年10月30日 11時15分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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従来のソーラー充電式キーボードに関する不満を解消したK980

 Logi Options+では、K980の23のキーにそれぞれショートカットを登録したり、K980のAI起動キーに好みのAIツールを割り当てたりできる。

ショートカット この画像では1キーのみに囲みがあるが、実際にはF1〜F12、その他機能キーの合計23キーにショートカットを割り当てられる
AI起動キー よくある「Copilotキー」ではなく「AI起動キー」。ユーザーが自分好みのAIツールを起動できるようにした

 このような製品の特徴を説明した後、塩谷さんは従来型のソーラー充電式キーボードに寄せられているユーザーの声を取り上げた。

 「200ルクスで充電できるとうたっているのに、室内照明で充電できず。キーボードの復帰に数秒掛かる。接続トラブルが生じる、バッテリー寿命が短く充電できなくなる、キーの耐久性が低いという声がある」(塩谷さん)

 K980ではこれらの声を踏まえ、200ルクスで充電できるようにした上で、バッテリーの耐用年数を10年とした。また、満充電から4カ月の間は充電できないような環境でも使えること、スリープからの復帰時間の体感をゼロにしたり、Easy Switchボタンで接続先を簡単に切り替えられたり、高い接続性を実現した。さらに、1キーにつき約1000万回の入力可能なメカニカルキーボードのような高耐久性キースイッチを採用した。

ソーラー充電式キーボードの残念ポイントを払拭 ソーラー充電式キーボードに寄せられる残念ポイントを1つずつていねいにつぶして、使い勝手の良い長く使えるキーボードに仕上げたとうたう

 さらにキートップはシルク印刷の上にUV印刷を重ねることで、摩耗による刻印の剥げが生じないようにも工夫している。これらを組み合わせたことで1台のキーボードを長く使うことができ、入力関連のストレスを減らすようにしたのだ。

キートップ キートップの刻印は、繊細なデザインを行えるシルク印刷の上に、UVで硬化する特殊インキを使ったUV印刷を重ね、剥げないキートップを目指した

 質疑応答では、「携帯するものほどバッテリー切れが不安なので、同様のコンセプトのコンパクトキーボードの開発予定はないか」「カラーはグラファイトの1色だけなのか」といった質問が飛び出したが、塩谷さんは「そのようなニーズがあれば、本社で開発する可能性もある。どんどん声を挙げてほしい」と回答していた。

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