ロジクールが、ワイヤレスキーボードの新モデル「Signature Slim K950」を発表した。同社直販のロジクールオンラインストア価格は1万890円(税込み、以下同様)で、グラファイト(K950GR)とオフホワイト(K950OW)の2色で展開される。発売予定日は4月25日だ。
Signatureシリーズのキーボードとしては、メンブレン方式の「K650」、メカニカルスイッチの「K855」「K835」が発売されているが、ここに新たに加わった「K950」は、ノートPCなどに多く見られるパンタグラフ方式を採用する。同一シリーズ内で方式の異なる3つのキーボードを選べるので、自分好みのキータッチを見つけられるという点では消費者にはうれしいところだ。
今回、発売前のK950を試す機会があったので、どういったキーボードなのかを紹介したい。
Signature Slim K950は、テンキーも備えたフルサイズのキーボードだ。デザイン的には上位モデルとなる「MX KEYS S」の雰囲気に近い。
MX KEYS Sはエッジ部などがシャープなのに対し、K950は丸みを帯びている、背面側の出っ張りがないなどの違いはあるが、パッと見では非常によく似ている。
本機のキー配列は、一般的な日本語配列だ。フルサイズということもあり、窮屈な部分はない。ボディーサイズは約433.8(幅)×134.8(奥行き)× 23.1(厚さ)mmとテンキーがあるため横幅が広くなっており、マウスの位置がやや遠くなるという問題はあるが、数字入力が多い人なら便利に使えるだろう。ちなみに重量は約685gだ。
スリムなキーボードではあるが、通常状態でもやや角度(4度前後)が付いている。また、底面にあるスタンドを起こせば、さらに角度(+4度)を付けることも可能だ。
接続は、MX KEYSシリーズと同様にBluetoothと同社独自のLogi Bolt(USBアダプターが付属)に対応しており、計3台のデバイスとペアリングできる。機能キー上部にあるEasy-Switchキーにより、ワンタッチで切り替えが可能だ。
対応OSは、Logi Bolt接続時がWindows 10以降/macOS 11以降/ChromeOS/Linux、Bluetooth接続時はWindows 10以降/macOS 11以降/ChromeOS/Linux/Android 9.0以降となる。
デスクトップPCとノートPCを切り替えて使ったり、PCとタブレット、スマートフォンとペアリングしたり、適宜切り替えて使用するといったことができる。
バッテリーは電池式で、単4型乾電池2本で最長36カ月利用可能だ。バックライトがないので、バッテリー持ちもかなり長めとなっている。
それでは、実際に使ってみよう。
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