2026年のWindows 11情報を先読みする アップデート名は「臭素」?:Windowsフロントライン(1/2 ページ)

» 2025年11月03日 12時00分 公開

 想定以上のスピードで製品版(GA:General Availability)の提供が開始されたWindows 11のバージョン「25H2」だが、いくつか既知の問題が早々に発見されており、既報の通り「24H2」「25H2」を対象にしたアップデートの提供が開始されている。

9月にリリースされた「Windows 11 2025 Update」(バージョン 25H2)

 注目的の1つは、アップデートの名称が今回(2025年10月)から変更された点で、従来まで「累積更新プログラム(Cumulative Update)」の名称で提供されていたものが、「セキュリティ更新プログラム(Security Update)」「プレビュー更新プログラム(Preview Update)」の形でセキュリティパッチとそれ以外のアップデートの形で示されるようになった。

今後配信される更新プログラムは、Windows Update上の名称が簡略化される(赤枠が古いルール、青枠が新しいルールの名称)

 以前までの細かい表記がなくなり、どのタイプのアップデートか明確化された形だ。

 Windows 10がEOS(End Of Service)となり、Windows 11に対応した最新PCの売れ行きが日本国内でも好調という話が聞こえてくる中で、既に次のバージョンである「26Hx」に向けた話題が出てきている。

2026年のWindows 11アップデート名は「臭素」?

 今回の注目は、Windows Insider ProgramのCanary Channelだ。Microsoftは10月23日(米国時間)に同チャネルに対してWindows 11 Insider Previewの「Build 27975」の配信を行っているが、Neowinによれば、同ビルドのレポートをYouTube上で行っているphantomofearthという人物が、最新ビルドの適用により「Timebomb(有効期限)」がなくなり、Insider Previewであることを示した「Watermark」の表示がデスクトップ画面上から消えていると報告している。

 この種の変化があった際の動きとして、Canaryで作業されていたビルドは間もなくDevやBeta Channelへと移動され、Canaryではさらに“新しい”ビルドでの作業が開始される可能性が高いという。

 以前のレポートでも触れたが、Windows Insider Programでは4つあるチャネルのうち、「Canary→Dev→Beta→Release Preview」の順で作業中のビルドが拡散していく。そのため、“基本的には”Canaryに近いほどビルド番号が高くなる傾向がある。本稿執筆時点(11月1日)での4つのチャネルの最新ビルド番号は次の通りだ。

  • Windows 11 Canary:Build 27975
  • Windows 11 Dev:Build 26220.7051
  • Windows 11 Beta:Build 26220.7051
  • Windows 11 Release Preview:Build 26200.7015(Build 26100.7015)

 以前までDev Channelでは25H2の系統を扱う一方で、Beta Channelは24H2の系統を取り扱っていた関係でメジャーバージョン(最初の5桁の数字)が異なっていたが、10月31日に配信された最新ビルドで同一系統に合わせられた。

 phantomofearth氏の指摘によれば、Canaryで作業中のチャネルをいったん閉じることで、以後は「Build 27xxx」の系統はDev ChannelとBeta Channelに引き継がれると推測している。

 一方のCanaryは、ビルド番号が一気に上がって「Build 29xxx」の番号が付与されるというのが同氏の意見だ。

 ここでの注目点としては、以前の解説にもあるように24H2と25H2は共に「Germanium(ゲルマニウム)」のOSコアをベースにしているのに対し、Canaryでは「Bromine(臭素)」の新しいOSコアの命名ルールが適用されている点だ。

 つまり、次(2026年)に降ってくるWindows 11のOSバージョンは新しいコアになっている可能性が高い。参考にBetaWikiに記された両チャネルの最新ビルドのフル名称は下記のようになっている。

 「ge」は「Germanium」、「br」は「Bromine」というわけだ。

  • Windows 11 2025 Update Dev and Beta:Build 26220.7051.ge_release_svc_betaflt_prod1.251023-1709
  • Windows 11 Canary:Build 27975.984.br_release_svc_prod3.251020-1700
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月08日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  6. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  7. ソニー、初代ウォークマン付属ヘッドフォンをイメージしたType-C有線ヘッドフォン (2026年11月07日)
  8. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  9. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  10. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー