14型のボディーは一般的なモバイルノートPCより一回り大きく、キーボードの大きさにも余裕がある。キーは19mmピッチでデスクトップPC向けのキーボードに近い感覚でタイピングできるため、長時間文字を打っても疲れを感じづらい。
キーボード配列も良好だ。全体的に必要なキーのサイズはほぼ均一で、特定の記号が入力しづらいということもない。Page DownやPage Upといった使用頻度の少ないキーはFnキーと組み合わせて入力する配置で、矢印キー周辺がすっきりしていて操作しやすい。
なお、Copilotキーが搭載されているが、OmniBook 7はCopilot+ PCの要件を満たしていないため、あくまでAIアシスタントのCopilotを呼び出すためだけのキーとして動作する。
続いては各種インタフェースを見ていこう。まずは非常にシンプルな本体の左側面を見てみると、USB Standard-A(5Gbps)×1基と、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1基が搭載されている。
続いてメインとなる右側面を見てみよう。左から順に40Gbpsの超高速通信に対応したThunderbolt 4ポート×1基、映像出力やUSB PD(USB Power Delivery)に対応したUSB Type-C(10Gbps)×1基、HDMI 2.1出力ポート×1基、そしてUSB Standard-A(10Gbps)ポート×1基といった構成だ。
特筆すべき点として、OmniBook 7には従来のUSB規格と比べて超高速で通信できるThunderbolt 4ポートがある。社外品のeGPUボックスを使えば独立GPU(グラフィックスカード)も利用できるようになる。
よって購入後に利用範囲が広がり、独立GPUが必要になった場合でも、PCを買い替えずともeGPUボックスと独立GPUを購入すれば、今利用している環境そのままで対応できるため、長く使えるポテンシャルを秘めているノートPCと言えよう。
ディスプレイについて、スタンダードモデルとパフォーマンスモデルは14型のWUXGA(1920×1200ピクセル)IPSディスプレイ、スタンダードプラスモデルとパフォーマンスプラスモデルは14型の2.2K(2240×1440ピクセル)IPSディスプレイを採用している。
搭載されているWebカメラはモデルに関わらず、Windows Helloに対応したIRカメラが採用されているため、Windowsのログイン時にパスワードを入力せずとも、ノートPCを見つめるだけでサインインできる。
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