それでは、2026年はどうなっていくだろうか?
まず容易に予想できることをシンプルにいうと、2026年はPCの出荷台数は確実に減少する。その要因は先に説明した通りで、Windows 10のEOSに伴う駆け込み需要の“反動”が大きい。GIGAスクールの学習用端末のリプレースはまだ続くものの、2025年度と比べると需要は若干減る予想で、EOSの反動減をカバーできない。
加えて、DRAMやフラッシュメモリの需要逼迫(ひっぱく)によって、PCそのものの価格が上がると考えられる。特にこれまで低価格に抑えられてきたメインストリーム製品では値上げの影響は出やすいと思われ、PC需要を押し下げる要因になりうる。
しかしその反面、2026年は新製品のラッシュになる可能性もある。
というのも、例年1月に米ネバダ州ラスベガスで開催されている「CES」において、2026年は例年になくPC関連のイベントが予定されているからだ。
まず開幕前日の1月5日(米国太平洋時間、以下同)にAMDのリサ・スーCEOが基調講演に登壇する。また、Lenovoのヤン・ヤンチンCEOも1月6日(初日)の夕方にラスベガスの新名所「Sphere」で基調講演を開催する。他にもIntel、NVIDIAやQualcommもCESに合わせた記者会見を予定しており、多くの新しいテクノロジーや新製品などが発表される見通しだ。
Intelは10月に次世代CPU「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」の技術概要を発表済みだ。Qualcommも9月に次世代SoC「Snapdragon X2」シリーズを発表している。今回のCESでは、これらを搭載する製品の登場が見込まれる。
現時点ではAMDやNVIDIAが何を発表するのかなどは明らかではないが、両社ともに常にユーザーや記者を驚かす発表をしてくれるだけに、両社の講演や記者会見などでサプライズな出来事が出てくる可能性はある。
その意味で、2026年は今までと違った形のPCなどが登場する年になる可能性がある。そうしたテクノロジーに注目しているユーザーにとって、2026年のPC市場は面白い年になり、新しいPCに買い換えるチャンスがやってくる年になるかもしれない。
まず、1月に行われるCESでの発表に注目したい。
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