Apple Watch Ultraは、本体サイズが大きいということもありApple Watchシリーズの中ではバッテリー駆動時間が長い。Apple Watch Ultra 3はさらにバッテリー持ちが良くなり、通常使用で最大42時間、低電力モードなら最大72時間と、Ultra 2の最大36時間から駆動時間が大幅に向上している。
実際に常時表示オン/GPSを使った約120分のウォーキング/各種通知/お休みモード有効という使い方で、丸2日(48時間)経過した時点で30%のバッテリー残量となっていた。丸3日使うには心許ないが、2日以上は余裕で持つだろう。
ちなみに、GPSを使ったウォーキング時のバッテリー消費は10分で1%、120分で12%だったので、GPSを使わなければ3日間近くは持ちそうだ。
充電速度も若干早くなり、約45分で0%から80%まで充電できる。約15分の充電で最大12時間の駆動が可能だ。
機能面での大きな追加はなく、水深40mまでのレクリエーショナルスキューバダイビングに対応する。約100mの耐水性能を備える他、米国国防総省のMIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアしている。
ヘルスケア関連では、光学式の心拍センサーを利用した高血圧検知機能に対応する。リリース当初、日本は対象外だったが2024年12月に対応を果たした。
Apple Watch Ultra 3は耐水性能や頑丈さ、衛星通信機能など、過酷な環境下での使用を想定した機能が充実しており、ダイビングや登山などアウトドアスポーツを楽しんでいるという人には良い選択肢になるだろう。
ただ、そうしたアウトドアスポーツを積極的に行わないユーザーにもメリットはあるのだろうか。
考え方次第ではあるが、少しでも充電の手間を減らしたいという人なら、試してみる価値はあるだろう。Apple Watchは基本的に毎日の充電が欠かせないが、Apple Watch Ultra 3なら1日くらい充電を忘れても問題ない。週末の旅行で充電器を持ち歩かなくても済むというのは、想像以上に快適だ。
また、他のApple Watchよりも頑丈な作りは、スマートウォッチを家具や壁などにちょくちょくぶつけてしまうという人には安心材料になるはずだ。そんな人はいないだろうと思うかもしれないが、外を歩くときについ壁際を歩いてしまい、手を壁にこすったり、電柱にぶつけてしまったりという人は意外と多い(筆者もその一人だ)。Series 11やSE 3では傷が気になって仕方ないという人でも、Ultra 3なら気兼ねなく使える。
最後に、Apple Watch Ultra 3のデザインや大きく見やすい画面を気に入っており、そこにSeries 11の2倍の価格の価値を見出せるのなら迷う必要はない。所有する満足感やデザインの好みは、スペックシートには現れない重要な要素だ。毎日身につけるものだからこそ、自分が本当に気に入ったものを選ぶという判断は、決して間違いではないはずだ。
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