操作は画面のタッチおよび音声に加え、画面右側にあるボタンを用いて、音量の調整とマイク&カメラの有効/無効を切り替えることができる。その一方で、手をかざしてアラームなどを止めるジェスチャー機能は廃止された。
従来モデルはフロントカメラを覆うスライド式のカバーがあったが、本製品では省略され、ソフトウェア上で切り替える仕様に改められた。カメラ使用中は画面にその旨が表示されるので心配ないというのが同社の主張だが、もともとそれでは不十分という理由で物理カバーを搭載していたはずで、一抹の不安は感じる。
スピーカーは「2.8型ウーファー×1、フルレンジドライバー×2」という構成で、このクラスとしては十分なはずだが、筆者が試聴した限りでは、パッシブバスラジエーター内蔵の第3世代Echo Show 8よりも音がこもっていた。特に低音はいまひとつ迫力不足で、個人的にはもう少し音の広がりがあってほしいと感じる。
なお、オーディオ機能に関して補足しておこう。本製品は製品ページで「空間オーディオに対応」という記述と「Dolby Atmosなどの空間オーディオフォーマットの再生には対応していません」という記述が見られる。
この部分についてメーカーに確認したところ、本製品は独自の空間オーディオ処理技術により、ステレオサウンドの楽曲を空間オーディオ化して没入感のあるサウンドとして再生できるが、Dolby Atmos技術を使って制作された空間オーディオフォーマットの楽曲再生には対応していないとのことだった。
さて本製品は、従来のEcho ShowシリーズとはUIが大きく様変わりしている。これまでの第3世代Echo Show 8と比較してみよう。なお、なるべく初期設定時に近い状態で比較しているが、Echo Showシリーズは2回目以降のセットアップでは前回の設定を引き継ぐため、項目によっては初期設定から変わっている場合があることはご了承いただきたい。
最大の違いとして、ホーム画面におけるウィジェットの表示方法が変更されたことが挙げられる。カメラや超音波などによる近接検出を有効にしていると、本製品に近づいたタイミングで画面右端にウィジェットがちらりと表示され(インタラクティブウィジェットと呼ばれる)、それを左方向に引き出すようにスワイプすると、ウィジェットの一覧が横スクロール可能な状態で表示される。
このウィジェットだが、第3世代Echo Show 8ではホーム画面右上にアイコンが表示され、タップすれば1つずつウィジェットが展開される仕組みだった。本製品では、それがドロアーを引き出すように画面右側からまとめて表示されるようになったことになる。既存モデルでは「Echo Hub」などにも採用されている配置だ。
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