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「VAIO SX14-R」の“ふるさと”見学記 ノジマグループ参画後も進化が続く“物作り”(3/4 ページ)

» 2026年02月05日 18時30分 公開
[大河原克行ITmedia]

インスペクションゾーン

 そして完成検査を行うインスペクションゾーンでは、専用設備による「自動検査」と、社内認定制度をクリアした専任検査員による「官能検査」を組み合わせており、ちょっとした違和感も見逃さない検査体制を敷いている。

 担当者は「操作したときに、PCはちょっとした違和感でも気になることがある。1と0で判断できるような所は機械が自動的に判断するが、感覚が重視される部分は専任検査員による鋭い感覚を元にした検査を取り入れている」と説明する。

 専任検査員はスキル確認を毎日実施しており、画面検査の場合は始業前にPCに表示される10問の試験に合格しないと作業に従事できない仕組みとなっている。試験内容は「パネル上不良箇所があるのか」「不良箇所がある場合はどこにあるのか」を答えるものになっている。不良箇所が必ず表示されるわけではなく、複数の不良箇所が同時に表示されることもあるなど、試験内容は厳しい

 さらに、検査工程では専任検査員だけが作業を行えるように「インターロックシステム」を採用しており、認定されていない作業者は官能検査を行うことができない。

目視 完成したVAIO SX14-Rは、最後に目視で検査を行う
インスペクションゾーン インスペクションゾーンでは、まずキーボードやディスプレイの検査を行う
キーボード キーボードの検査は専任検査員による官能検査に加えて、機械による自動検査も行っている
テスト 専任検査員は、スキル確認のためのテストを毎日受ける。テストの一例では、液晶パネルの赤丸の中にドット抜けがあるのが分かる
自動検査 自動で検査を行う独自開発の装置も数多く設置されている。右の写真は、AIを活用してカメラの映りやVAIO独自の「3Dマイク」「AIノイズキャンセリング」をまとめて自動検査する工程
エージング これは「エージング検査」コーナー
ラベル貼り ピンセットと治具を使って、正しい位置にラベルを貼り付ける
人手 インスペクションゾーンでも人手による作業や検査工程が多い
ハイブリッド 人による検査と機械を活用した検査を組み合わせている。なお、目視による検査は何度も行われる
思った以上に細かい 一般には分からない細かい傷も見逃さない
レーザー刻印 型番などの表記は、底面カバーへのレーザー刻印としている
ロボット外観検査 ロボットを利用した外観検査の様子
ロボットによる外観検査は「FCC(ファイナルコンディションチェック)」と呼ばれており、さまざまな角度から自動で検査を行う

パッキングゾーン

 インスペクションゾーンを通過した完成品は、パッキングゾーンで梱包されて出荷される。

出荷 パッキングゾーンで梱包されて出荷口へと回される。

 なお、「VAIO Vision+ 14」についても、上記とおおむね同様のプロセスで生産されている。

VAIO Vision+ 14の生産ライン VAIO Vision+ 14の生産ライン

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