今回のイベントでは、主要なPCメーカーがGeForce RTX 50シリーズを搭載したゲーミングノートPCを展示していた。ざっと見ていこう。
マウスコンピューターでは、国内で唯一である水冷ノートPC「G TUNE H6-I9G90BK-C」と、ベイパーチャンバーによる高効率冷却が可能な「G TUNE W4-I7G50BK-A」を展示していた。
水冷式のG TUNE H6-I9G90BK-Cでは、DLSS 4.5を用いて、「ディスプレイのリフレッシュレートは300Hzが上限だが、(スペック的には)それ以上のフレームレートを出すことができる。外付け水冷ボックスにより、内部を冷やせるので、これだけの処理をしても安定している」と語った。
サードウェーブでは、GALLERIAブランドで展開するゲーミングノートPC「GALLERIA XL7R-R56-6A」と「GALLERIA RL7C-R55-5N」を展示していた。
「全てとは言えないものの、押さえておきたいゲームタイトルを快適にプレイでき、かつ機動性の高いものを選んで持ってきた」とのことだった。
他社が40万円〜70万円という価格設定のゲーミングノートPCを持ってきているところ、GALLERIA XL7R-R56-6Aは20万9000円ほど、GALLERIA RL7C-R55-5Nは25万円を切る価格設定なので、「これからゲームを始めたい」「ゲームをするかもしれないけれど、普段使いもしたい」という人に最適だと感じた。
ASUSブースでは、「ROG Zephyrus G14 GA403WR」と「ROG Strix SCAR 16 G635LX」を展示していた。
ROG Zephyrus G14 GA403WRは14型で、ゲーミングノートPCとしては主張の控えめなデザインかつ、約1.57kgで持ち運びしやすい。スピーカーを6基搭載しており、音の良さが自慢だ。小さくてもファンを3基搭載しており、本体内部を冷却する。
ROG Strix SCAR 16 G635LXはGeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載したROGシリーズ最上級モデルだ。それなりに高価なのだが、担当者いわく「モンハンを快適にプレイできる上、物理ボタンでファンのモードを変えられるので、さまざまなゲームに対応する」とのことだ。
裏ぶたを簡単に外すことができるのも魅力で、メモリの他、ユーザーによるストレージ(SSD)の増設も行える。「裏ぶたを開けることで保証対象外になることはないのか?」と気になって質問したのだが、「(メモリやSSDは)デフォルトで搭載していたものに戻してもらえれば、保証対象製品として修理を受け付けられる」という。
「元々基板屋(マザーボードメーカー)だったので、NVIDIA Gamer Dayには力を入れて、最新機種を用意している」と語るのはGIGABYTE(日本ギガバイト)の担当者だ。
「AORUS MASTER 16 BZHC6JPE64SP」は、GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載しており、最大230WのTDP(熱設計電力)に対応する設計となっている。「AERO X16 1VH93JP893AH」は、持ち運びに適したスリムなGeForce RTX 5060 Laptop GPU搭載ゲーミングノートPCだ。
「NVIDIA Blackwell Max-Qの賢いAI機能のおかげで、電源を抜くと自動的に内蔵GPUモードに、接続すると独立GPUモードになり、長時間駆動を実現する。外で作業するときなどに、このスリムさでも6〜8時間ほど作業してもらうことができる。いいとこ取りをした機種だ」と説明してくれた。
レノボ・ジャパンブースでは、GeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズのAI処理能力を活用した「NVIDIA Broadcast」の展示を行っていた。これは、オンライン会議などで人物と背景を分離して、人物のみを相手側に表示するという既存の技術を強化したものだ。
例えば、お互いにバーチャル背景を設定したオンライン会議でPCの向こうにいる人が、「これを見てもらいたいんですが」と書類などをカメラにかざすと、人も書類も消えてバーチャル背景のみが表示されて何も分からなかったということがあるだろう。
しかし、NVIDIA BroadcastとLenovoの技術を組み合わせることで、人物が手にしているモノも“映すべきもの”と認識され、モノがバーチャル背景に代替されるということを防げる。さらに、Lenovoによる独自チューニングで、距離を測定して、範囲外の人物の映り込みを避けることができる。オンラインの向こう側にいる人の気を散らすことなく、会議を続行できるというわけだ。
NVIDIA Broadcastの実演をしていた「Lenovo Legion 5a Gen 11」。手に持っているカメラが消えていないこと、また少し離れた位置にいるスタッフが、正面を向いているにもかかわらず映っていないことが分かるレノボは2017年、「Legion(レギオン)」ブランドでゲーミングPCに参入し、現在ではハンドヘルドゲーミングPCなども展開している。「イベント3回目にしてNVIDIA Gamer Dayに初参加を決めたのは、レノボのゲーミングPCブランドとしての認知度を高めたいから。高性能なAI処理の行えるNVIDIAのGPUと弊社のシステム開発力の強みを生かした製品があることを、ぜひ知ってもらいたい」と担当者は意気込んでいた。
その他、MSI(エムエスアイコンピュータージャパン)は「Stealth A16 AI+ A3HW」を、日本エイサーは「PREDATOR HELIOS NEO 16S AI」と「PREDATOR TRITON 14 AI」を、ユニットコムはiiyama LEVEL∞ブランドの「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」と「LEVEL-15WR174-U7-TKPX」を展示していた。
リリース前のゲームを、最新GPUを搭載したゲーミングノートPCで体験できる貴重な機会に、雨の降る寒い日であったが多くの参加者が訪れていたのが印象的であった。
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