NVIDIAが超解像品質を向上した「DLSS 4.5」を発表 GeForce RTX 50シリーズなら最大6倍のマルチフレーム生成も可能:CES 2026

» 2026年01月06日 14時30分 公開
[井上翔,ITmedia]

 NVIDIAは1月5日(米国太平洋時間:以下同)、同社製GPUで利用できる超解像技術の最新バージョン「DLSS 4.5(Deep Learning Super Sampling)」を発表した。NVIDIAアプリを通して400を超えるゲームタイトルで対応可能で、一部要素は同日から利用できる。

DLSS DLSS 4.5がリリースされる

超解像映像の画質改善(全てのGeForce RTX GPUで利用可能)

 DLSS 4.5では、映像の超解像処理で用いるアプリケーション「Transformer(トランスフォーマー)」を第2世代にアップデートすることで、「時間的安定性の向上」「ゴーストの削減」「アンチエイリアシングの改善」を実現している。

 第2世代トランスフォーマーは全てのGeForce RTXシリーズに対応しており、1月15日から配信される新しいグラフィックスドライバとNVIDIAアプリを適用することで利用可能だ。

SR 超解像技術におけるアップデートの概要
サンプル このアップデートによる画質改善効果(クリックで拡大)

マルチフレーム生成の機能強化(GeForce RTX 50シリーズのみ)

 DLSS 4.5では、GeForce RTX 50シリーズ限定の「マルチフレーム生成」機能も強化される。

 現行のDLSS 4ではオリジナルフレームに対して3枚の補間フレームを生成可能だが、DLSS 4.5ではオリジナルフレームに対して最大5枚の補間フレームを生成できる「6倍マルチフレーム生成」をサポートする。これにより、超解像表示時のフレームレートを単純計算で最大6倍まで引き上げることが可能だ。

 加えて、DLSS 4.5では「動的マルチフレーム生成」という機能も追加される。これは「目標フレームレート」と「現在のフレームレート」を常に照合することで生成する補間フレーム数を調整するもので、ディスプレイのスペックに合わせて最適なフレームレートを実現しやすくなる。ただし、補間フレームの生成枚数が増えると表示のレイテンシー(遅延)が少しだけ増えてしまう。

 6倍マルチフレーム生成と動的マルチフレーム生成は、2026年春をめどに利用可能となる。

6xまで対応 マルチフレーム生成を最大6倍(オリジナル1フレーム+補間5フレーム)まで利用できるようにした上で……
自動 自動で補間フレームの生成数を調整する機能を搭載した
フレームレート 「GeForce RTX 5090」で動的マルチフレーム生成(Dynamic Frame Generation)と6倍マルチフレーム生成を使った場合の平均フレームレート(いずれもパストレーシング処理を適用)。動的マルチフレーム生成は「240Hz(240fps)」をターゲットにしたそうだが、どのゲームもおおむね240Hz前後を達成できている
黒神話:悟空 「黒神話:悟空」でDLSS 4.5を適用して6倍マルチフレーム生成を利用すると、「GeForce RTX 5080」でも4K解像度で平均240fps超を実現できる。ただし、スライドにもあるように、わずかだが描画のレイテンシーは増える

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