スマートフォンとの連携でさまざまなデータを取得できるスマートリングですが、真骨頂は睡眠データの取得でしょう。PC USERでいろいろなデバイスのレビューを行っている石黒直樹さんはApple Watchを利用されているようですが、冒頭で触れた通り、寝ながら腕時計をするのは違和感を覚えやすく、寝相によってはデータの取得にバラツキ(センサーが肌から離れるなどを含め)が出ます。
筆者もさまざまなデバイスを試しましたが、Apple WatchやGoogleのPixel Watch、FitbitのVersa/Sense、Galaxy Watchといったスマートウォッチでは睡眠時間の集計差が激しく、結局今の「Fitbit Charge 6」に落ち着きました。
Charge 6以前も、Fitbitのデバイスで睡眠データをここ10年ほど蓄積しており、体感の時間との差も極力少なく重宝していますが、Googleに買収されて以降、モデルの更新頻度が落ち(新製品のうわさはありますが)、Charge 6のバッテリーもへたってきました。
このRing Conn Gen 2は、高度な睡眠トラッキングと健康管理機能をうたっており、心拍数や血中酸素飽和度(SpO2)、レム睡眠/深い睡眠ステージの計測に加え、スマートリングとして睡眠時無呼吸の兆候をモニタリングする機能を備えています。
睡眠中の酸素濃度が3%以上低下した回数などをカウントし、見落とされがちな睡眠時のリスクを可視化してくれます。これは、Charge 6の代替機として期待できそうです。
計測データはスマホアプリの「RingConn」でチェックできます(左)。睡眠時間やアクティビティごとに詳細なデータを確認できます(中央)。スマホとはBluetoothで接続されます(右)。バッテリーの消費量は1日で8〜10%程度でした実際に、計測したデータをRingConnアプリとFitbitアプリで比較してみましょう。直近の1カ月の睡眠時間を測ったところ、Charge 6と本製品の合計値の差は2時間11分でした。Apple Watch Ultra 3などでは1日で2時間以上の数値差が出る場合もあることを考えると、非常に少ないと言えます。Charge 6との差も最大で1日53分〜−1分、平均で約4.2分と、これまでデータを蓄積してきたCharge 6と近しいのも筆者としては好印象です。
一方で、やはり2度寝や3度寝のデータもきちんと計測してくれるのはCharge 6であり、本製品はやや苦手なようです(もちろん、人によって使用感は異なる可能性が大です)。また、睡眠ステージ(レム睡眠/浅い/深い)といった細かいところでは差がありそうです。
アクティビティのスコアも記録されます(左)。睡眠や活動の総合スコアを1週間ごとに「生活習慣点数」として表示される(中央)。週間レポートチェックすれば、継続/改善ポイントのアドバイスも確認できます(右)スマートリングの最大のメリットは、「気が付いたら毎日データがたまっている」という手軽さをスマートウォッチのようにかさばることなく身に付けられることです。
専用アプリは複雑な数値を読み解く必要がなく、睡眠の質や日々のコンディションを視覚的に分かりやすくスコア化してくれます。数値が苦手な人でも把握しやすく、アプリを見て「今日は少し休もう」「早めに寝よう」と自然に思えるような、日々の行動変容を促すのに役立つでしょう。
着け心地も良く、多彩なヘルスケア機能、そしてサブスク不要という点も魅力です。単体では通知などが発生しないのでデジタルデトックスとなるのに加え、運動時もスマートウォッチが不要になるのもポイントの1つです。
お気に入りの腕時計を使いたいけどヘルスケアデータの取得に興味があるという人にとって、スマートリングはピッタリのデバイスと言えそうです。
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