BD終了の波はどこ吹く風? アキバで光学メディアが売れ続ける理由古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)

» 2026年04月11日 06時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 2026年2月、ソニーがBD(Blu-ray Disc)レコーダーの生産終了を、バッファローもBDドライブの販売終了をそれぞれ告知した。秋葉原のPCパーツショップでも、Windows 10のサポートが終了する頃にはBDドライブの枯渇が話題になっており、BDは既にレガシー化したと見る向きもある。

BD-R 51枚パックが定番人気――Mag-Labに流れる空気

 実際のところはどうなのだろうか。HIDISCブランドを手がけるレガシーメディアの専門店「Mag-Lab」(株式会社磁気研究所)を訪ねると、「偶然じゃないかと思いますが、ここ数日はBD-Rの51枚パックがボコボコ売れましたね。ちょうど今朝、再入荷分が届いて棚の空きを埋めたところです」という。

レガシーメディアの専門店「Mag-Lab」 レガシーメディアの専門店「Mag-Lab」
棚に並ぶHIDISCのBD-R 51枚パック。1900円 棚に並ぶHIDISCのBD-R 51枚パック。1900円だ

 2月から現在までの売れ行きを見ても、駆け込み需要のような売れ方や潮が引くような低調さはなく、ソニーがBDメディアやMDなどの生産終了を告知した直後の2025年3月に取材した頃から大きな変化はないとのこと。

 「パナソニックが録画用BDの生産終了を発表した頃(2023年1月)は、お客さんから『まだBD作ってくれるの?』みたいな問い合わせがたくさんありましたが、今回はそういうのはないですね」(同店)

 光学メディアに録画したり、データを保存した光学メディアを家族や友人に渡したりするスタイルを続けている人は、今も一定数いる。BDはそういった用途の第一の選択肢となっている様子だ。BDとDVDの売れ行きを聞くと、「だいたい7:3くらいでBDが優勢です」と教えてくれた。

 再編集が可能なBD-REや、大容量データを記録できるBD-R DL(50GB)や同XL(100GB)タイプを選ぶ人も多いとか。

BR-R XLやBD-REなども並んでいる BD-R XLやBD-REなども並んでいる

 2025年に盛り上がったVHSテープのデジタル化需要も一段落し、店内には焦りや駆け込みの色はなく、至って穏やかな空気が流れていた。「BDをどこも作らなくなったらウチも取り扱いが厳しくなりますが、今のところは安定して入荷できていますしね」という。昔からのスタイルを無理に変えなくても、当面は安心できそうだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月11日 更新
  1. 睡眠トラッキングの最適解か? サブスク不要のスマートリング「RingConn Gen 2」をFitbitと比べてみた (2026年04月10日)
  2. Core Ultra(シリーズ3)の最高峰「Core Ultra X9 388H」の実力は? ベンチマークテストから見えたこと (2026年04月10日)
  3. JBL、手のひらサイズのポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 5」 夏に向けてワイヤレスマイクシステムも投入予定 (2026年04月09日)
  4. 「Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4G」が20%オフの1万5980円に (2026年04月10日)
  5. 2台のMac StudioをThunderbolt 5で連結! 計128GBメモリ環境と分散推論「exo」でLLMを爆速化してみた (2026年04月08日)
  6. Ryzen 9 8945HX搭載のMini-ITXマザーボード「MINISFORUM BD895i SE」が23%オフの6万7355円に (2026年04月10日)
  7. 日本HPがHyperXブランドのゲーミング新製品を披露 3Dプリンタでカスタムできるアケコンやキーボード、プロeスポーツチーム「FENNEL」との提携も (2026年04月09日)
  8. 128GBの大容量メモリが映像制作とAI環境を変える――「M5 Max MacBook Pro」フルスペック機をプロが実戦投入して分かったこと (2026年04月08日)
  9. Blu-ray難民を救う? アイ・オーとVerbatim、ユーザーの不安を払拭する製品供給の継続を発表 (2026年04月08日)
  10. 「ANAオリジナル タフなビジネスリュック」を試す 収納力もバツグンで鳥肌が立つほどにカッコいい (2026年04月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年