モバイルソリューションズ事業部 共通技術総括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネージャーの西村俊郎氏は、頑丈さを実現する外装と内部の設計に関して説明した。現場では機材とともにPCを持ち運ぶため、落下による破損が発生しやすい。そこでFZ-56は約90cm、FZ-40は約180cmの26方向落下に耐える仕様としている。
ボディーの素材にはマグネシウム合金を採用し、天板の補強構造や内部リブによって剛性を確保する一方で、落下時の衝撃はボディー全体で吸収する構造とし、特定部位への負荷集中を避けている。
そのため、内部機構ではコネクターに衝撃吸収構造を採用して落下時でも接続が維持できるなど、外装の強度だけでなく内部の接続維持も含めて設計している点を西村氏は訴求していた。
防じん/防滴性能については、FZ-56とFZ-40で構造を分けている。FZ-56ではボディーのかみ合わせ部分を段差構造とし、水や粉じんの侵入経路を抑制する。キーボードには排水機構を設け、内部への影響を抑える構成とした。
一方、FZ-40では、接合部にシーリングを施し、より高い密閉性を確保する。さらにインタフェース部にも防じん/防滴対策を施して外部からの侵入を防いでいる。
一方で、密閉構造では放熱が課題となるため、発熱を伴うパーツの配置を調整し、ボディー全体で熱を分散できる設計とした。動作温度は−10度〜50度まで対応しているが、低温環境ではストレージの動作が不安定になるので、温度を維持する機構を備えることで安定動作を確保した。
FZ-40の底面パネル。発熱対策とは異なるが、画像手前に見える(パームレストの底面にあたる)黒い長方形のシートは、通常密着して防じん/防滴を保つが、リチウムイオンバッテリーが発火した場合には、発生した高温のガスで溶けてボディー内部から排出できるなお、耐環境性能については、防じん/防滴や耐衝撃性能は確保している一方、海水や薬品、オイルなどへの耐性は現時点では対応していないと説明した。これらは密閉構造とは異なる条件への対応となるので、今後の検討事項と西村氏は答えている。
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