日本が舞台のオープンワールドレースゲーム「Forza Horizon 6」は、土地の空気感まで再現された圧倒的リアルさ 車好きでなくとも絶対ハマる理由(4/4 ページ)

» 2026年05月23日 08時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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リアルさの中に光る、遊び心あふれるエンタメ精神

 挙動は本格的でグラフィックも超リアル。だが、それだけで終わらないのが本シリーズの最高の美徳だ。本作の根底には、いい意味で「まじめすぎない、適度な遊び心」が漂っている。

 例えば、現実の日本であれば絶対にあり得ないような巨大なジャンプ台から大ジャンプしたり、ガードレールをぶち破って未開の崖を一気に駆け下りたりと、破天荒な体験がめじろ押しだ。

 さらに極め付きは、ショーケースイベントと呼ばれる特殊レースである。劇中では、某ガンダムをほうふつとさせるような「巨大ロボット」と車で競争させられるハメになる。「んなアホな!」と画面に向かってツッコミを入れたくなるようなお祭り騒ぎが、最高峰のリアルなグラフィックで大真面目に描かれる。

photo どんな状況だ(Forza Horizon 6のゲームプレイ画面より)

 シミュレーターとしての骨太さを残しつつも、「これはあくまでゲームなんだ、楽しんだもの勝ちだ」と言わんばかりの突き抜けたエンタメ精神。このまじめすぎない絶妙なバランス感覚こそが、初心者からレースゲームのベテランまでを等しく笑顔にし、夢中にさせるホライゾンシリーズ最大の魅力だろう。

高スペック環境がなくても大丈夫! 「クラウドゲーミング」という選択肢

 「ここまですごいゲームならぜひ遊んでみたいが、対応する最新ハードやハイスペックな環境を持っていない」という方も、諦める必要はまったくない。

 現状、本作はPC(Steam版)とXbox Series X/S向けに発売されており、PlayStation 5版の発売は2026年後半が予定されている。日本のリビングにおけるゲーミングPCやXboxの普及率を考えると、今すぐプレイを始めるには少しハードルが高く感じられるかもしれない。しかし、本作は「Xbox Cloud Gaming」に完全対応している。

 クラウドゲーミングとは、ゲームの重い処理を全てサーバ側で行い、プレイヤーの手元には映像をストリーミング配信して遊ばせる仕組みだ。プレイヤー側のマシンスペックは問われない。ハイスペックなゲーミングPCがなくても、普段使っている一般的なノートPCはもちろん、スマートフォン(iPhone/Android)やiPadなどのタブレット、対応スマートTV、さらにはテレビに挿すだけの「Amazon Fire TV」といった手軽なデバイスさえあれば遊べる。

 費用面でも非常にリーズナブルだ。数万円から数十万円のハードウェアを購入しなくとも、月額1550円のサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass Ultimate」に加入するだけで、追加料金なしで本作をプレイ可能だ。

 「これだけ激しく動く高グラフィックのレースゲームが、クラウド経由で本当にちゃんと動くのか」と疑問に思う方もいるかもしれないが、自宅に安定した光回線などのインターネット環境さえあれば、遅延もほとんど気にならず、驚くほど滑らかで快適にプレイできるという。このあたりは筆者も機会があれば検証してみたい。

 これまで環境の壁で諦めていたライトユーザーも、まずは1〜2カ月だけサブスクリプションに加入して、手元のスマホやPCで試してみるのもよさそうだ。

総評:車好き、日本好きなら絶対にプレイすべき一本

 2026年のゲーム業界は、11月に『グランド・セフト・オートVI』(GTA6)という世界中が注目する超大型タイトルの発売が控えており、年間を通じて激戦の様相を呈している。

 しかし、そんな猛者たちがひしめく年であっても、このForza Horizon 6が放つ圧倒的なクオリティーと完成度の高さは間違いなくトップクラスであり、レースゲームという枠にはめて埋もれさせてしまうにはもったいない傑作だ。

 SNSなどでは、このゲームタイトルを最大限に楽しむために、高解像度なゲーミングディスプレイやステアリングコントローラーを新調して、自らのゲーム環境を整えたというプレイヤーの報告も多数見かける。さらに、人気のゲーム実況YouTuberやVTuber、ストリーマーたちの間でも、本作の日本を舞台にした配信を行う人が日に日に増えている印象だ。

 普段はあまり車やレースのゲームをプレイしないという人でも、純粋にゲームが好きな人、あるいは「日本の地理や観光地、リアルな交通インフラの雰囲気が好き」という方なら、間違いなく満足し、感動できる仕上がりになっている。

 最新技術によって再現された、息をのむほど美しく、愛に満ちた“もう一つの日本”を自由に駆け抜けてみてはいかがだろうか。

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