ゲーミングPCと言えば、「ゴツい」「デカい」「派手に光る」といったイメージが先行するが、本記事で紹介するASUSのゲーミングノートPC「TUF Gaming A14」(ASUS TUF Gaming A14 FA401WV)も、“TUF(タフ)”というネーミングからすると“ゴツそう”な印象を受ける。
同社の過去モデルや、同じTUFシリーズを冠する自作PC向けのマザーボードやビデオカードも、やはり頑丈さを感じさせるデザインテイストを前面に押し出したモデルが多いのだが、今回のTUF Gaming A14の外観をチェックしてみると、予想外におとなしい。いかにもなゲーミングノートPCを敬遠する人々にとって、気になる存在ではないだろうか。
果たして、その“おとなしい”見た目にTUFシリーズらしいタフさ、ゲーミングPCに求められる高性能が詰まっているのか? 同社直販価格で30万5820円のモデル(ASUS TUF Gaming A14 FA401WV)検証してみよう。
まずはTUF Gaming A14の外観からチェックしていこう。ボディーカラーは「イェーガーグレー」で、ブラックよりは明るく、ガンメタリックよりかはグレーに近い、金属感のあるメタリックグレーになっている。天板には同色のシルク印刷でTUFシリーズのロゴマークがプリントされている。
ASUSのTUFシリーズといえば、工事現場などで見掛ける黄と黒の「トラテープ」のように、ブラック系のボディーカラーにイエローの差し色が目立つ配色をイメージする人も多いと思う。しかし、本機に関しては差し色のイエローはなく、かなりスッキリとした見た目にまとまっている。
キーボードも同じで、過去のモデルではキーの縁が黄色に彩られていたり、ゲームプレイ時に自機の移動操作に使われることの多い「WASDキー」や、エンターキーといった一部のキーに差し色があしらわれていることも多かった。
しかし、TUF Gaming A14は黒一色のみとシンプルだ。キーボードバックライトもホワイトのみで、天板などにもLEDライティング機能はない。ゲーミングPCの定番であるカラフルな発光ギミックもない。まるでビジネスPCのようだ。
ゲーミング要素を挙げるとすれば、それはキーの印字だ。通常のキーボードに比べるとデザイン性の高いフォントで印字されている。なお、キーボードはキーストロークも深く、キータッチも良好だ。
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