おもちゃと侮るなかれ! レトロな画面&レバー搭載タイプライター風キーボード「EPOMAKER Glyph」は実用性抜群の“しごでき”モデルだった:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/4 ページ)

» 2026年05月26日 15時54分 公開
[武者良太,ITmedia]
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実は「しごできキーボード」 キータッチは良好

 キーキャップはタイプライターのキーそのものを模した丸型です。近づいて見ると、下部がスカートやカーテン、ケーキの型のようにふんわりと広がっています。

photo 風にそよぐ布地のようなデザインのキーキャップ

 遠目にはレトロなデザインの一部として目に入るだけですが、接近するとその造形の丁寧さに気付きます。細部まで一つの美意識のもとにまとめあげようという意思が、このキーキャップの輪郭線から伝わってきますね。

 キーキャップの天面を指で触れると、微妙な円形のくぼみがあることに気付きます。浅く湾曲したこの形状は、指の腹が自然とキーの中心に収まるよう設計されたものです。見た目の演出だけでなく、キー入力時の指の安定感にもきちんと貢献しています。

 実際に手を置いてみると、指がふわりとキーに吸い付くような感覚があり、ポジションを意識しなくても手が落ち着くのですよ。

photo デザイン最優先に見えて、安定したキータッチを支えてくれるキーキャップ

 カーソルキーにも触れておきましょう。上下/左右の4キーが、他のキーと全く同じサイズのキーキャップで並んでいます。居場所がなく追いやられてしまい、小さく作られているモバイル系キーボードとはわけが違う。押し間違いはありません。

photo カーソルキーも他のキーと同サイズ。実用性の面でも好印象だ

 肝心のキータッチはどうでしょうか。搭載されているWisteriaリニアスイッチは、しっとりとした滑らかさが持ち味です。反発力とのバランスが良く、軽めのタッチでも確実に反応します。キーを押し込む過程でのブレも少なく、1打1打がきちんと意図した場所に収まります。

 底打ちしたときのノイズも控えめ。オンラインミーティング中にノイズキャンセリングを有効にした状態でタイピングしてみたところ、タイプ音が相手側に届くことはありませんでした。見た目のインパクトから打鍵音も派手なのではと身構えていると、いい意味で裏切られます。

 遊び目的のキーボードに見えて、実は打ち続けても疲れにくく、オフィスで使っても十分な仕上がりなのです。“しごでき”なキーボード、といってもいいでしょう。

手が小さい人は付属のリストレストを使いたい

 Glyphには交換用キーキャップ&スイッチ、有線接続&充電用のUSB Standard-A→USB Type-Cケーブル、2.4Ghz ワイヤレスレシーバー、そして専用のシリコンリストレストが付属します。

photo 付属品の一覧。リストレストの存在感が大きい

 このリストレストがまた気持ちよくてですね。Glyphはやや背が高いキーボードですが、チルトスタンドがないためにちょっと疲れやすい、と思っていましたが、シリコンリストレストを使うと手首を柔らかく、それでいてしっかりと支えてくれるので、入力のしやすさが一段と向上します。

photo 背の高いGlyphとの相性が抜群なシリコンリストレスト

 また、あくまで梱包(こんぽう)のためなのでしょうが、Glyphの形状にマッチした透明のカバーが付属します。重ねたときの姿はジャストフィット! 掃除しやすい構造とはいえ、普段はこのカバーを使ってホコリの侵入を抑えたいところです。

photo 化粧箱にしまっておくのではなく、Glyphを守るカバーとして使いたい

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