2系統の表示部があるのも、Glyphの特徴です。一つは左側のドットマトリクスディスプレイです。年月日をじんわりと表示するそのフォントは、8bit時代のPCを想起させるもの。意図してそのデザインを選んでいるのは明らかで、レトロなキーボード全体のトーンと絶妙に調和しています。実用情報を表示しながら、それ自体がデザインの一部になっていますね。
もう一つは右側の2.79型カラーディスプレイですね。初期状態では時刻/接続モード/入力モード/CPU使用率/曜日/バッテリー残量が表示され、レバーとノブを組み合わせて別の表示に切り替えることもできます。
キーマップやカラーディスプレイに表示するグラフィックアニメーションのセッティングには、Windows/macOS用に提供されている「Epomaker Driver」を使います。なお現時点で日本語には未対応です。
ディスプレイの解像度は決して高くないのですが、人物写真やキャラクター画像、アバターなども表示できますよ。仕事中にチラ見したいグラフィックを配置しておけば、気分転換のタイミングが自然と生まれるかもしれませんね。
タイプライターを模した外観、8bitフォントのディスプレイ、キャリッジリターンのレバー。どれをとっても「遊び」の要素に見えますが、キータッチは「長年使ってもいいかも」と思える実用レベルですし、接続性もカスタマイズ性も申し分ありません。不思議です。よくこんなに面白くも、現場で使えるキーボードが生まれたものです。
見た目が楽しいキーボードは数あれど、見た目もキータッチも楽しいキーボードはそう多くありません。Glyphはその希少な一台です。あえてオフィスで使ってみたい。デスクの上に置いておくだけで同僚との会話が生まれるでしょうから。
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