1つ目はタッチパネルとバックライトキーボードの標準搭載だ。XPS 13の13.4型(2.5K、2560×1600ピクセル)ディスプレイは、標準でタッチ操作に対応している他、暗所での作業に不可欠なバックライトキーボードも備えている。
担当者も「MacBook Neoにはタッチ機能がないが、われわれの製品は対応している」と自信をのぞかせていた。
2つ目は極限まで狭められたディスプレイのベゼルだ。XPS 13はスリムベゼルを採用しており、MacBook Neoと比較しても、よりコンパクトで没入感の高い画面を実現している。
そして3つ目が、使い勝手に直結するインタフェースの配置と転送速度だ。MacBook Neoは左側面に2つのUSB Type-Cポートが配置されているが、片方がUSB 3.0仕様、もう片方がUSB 2.0仕様と差がある。
対するXPS 13は、左右の両側面に1基ずつUSB Type-Cポートを配置しており、標準モデル(Core 5搭載モデル)でも最大10Gbpsのデータ転送が可能な「USB 3.2 Gen 2」規格に対応している。上位のCore Ultraモデルに至ってはThunderbolt 4に対応している。
これにより、左右どちらからでも高速なデータ転送や充電、周辺機器の接続が可能になり、ケーブルの取り回しが格段に便利になっている点も見逃せない大きな魅力だ。
スピーカーについてはクアッドスピーカー(4基のスピーカー)を搭載し、薄型ながらリッチなサウンド体験が可能だ。
通信モジュールには最新のWi-Fi 7が採用されているが、内部にはIntel製の「BE211」または「BE213」モジュールが搭載しているという。メモリに関して、Panther Lake搭載モデルの展開時には最大64GBの構成も選択可能になるとのことだ。
ただし注意点として、メモリだけでなくSSDもマザーボードに直接はんだ付け(オンボード)されており、購入後にユーザー自身で交換/増設することはできないという。購入時には将来の用途を見据えて、十分な容量の構成を選択する必要があるだろう。
他にも注目を集めていたのが、Alienwareブランドの最新ゲーミングモニター群だ。目玉となるのは、39型曲率1500Rのウルトラワイドモニター「AW3926QW」である。
本機は世界初となる「5K(5120×2160)RGB stripe tandem OLED」パネルを採用している。
従来のOLEDで輝度を稼ぐために使われていた白のサブピクセル(RGBW)を排除し、RGBのみで構成したのが大きな特徴だ。
これにより、高輝度時でも画像が白飛びすることなく、高いカラーボリュームを維持できる。ピーク輝度は1300ニトに達し、VESAの「DisplayHDR True Black 500」認証も取得している。
また、RGBストライプ配列の恩恵として、テキストのフリンジ(にじみ)が解消されており、担当者は「ゲームだけでなく、Windows環境での仕事用モニターとしても文字が極めてシャープに表示される」とアピールしていた。
リフレッシュレートの面でもユニークな機能を備える。「デュアルモード(eスポーツモード)」を搭載しており、通常時は5K解像度で165Hz駆動だが、解像度をフルHDに落として表示領域を27型または25型サイズに絞ることで、最大330Hzの超高速駆動へと切り替えることが可能だ。
本体にはKVMスイッチが内蔵され、USB Type-C経由でノートPCに90Wの電力供給をUSB PD(Power Delivery)を行いながらの画面出力にも対応する。Dellはこの最新パネルを数カ月間独占採用する予定で、ターゲット価格はまだ確定していないものの1100ドルを予定しているという。
さらに、次世代QD-OLED(ペンタタンデム)を採用した34型のウルトラワイドQHD(3440×1440ドット)モデル「AW3426DW」も披露された。
発光層を4層から5層にした新型パネルと、新しい反射防止コーティングにより、明るい部屋でも深い黒の維持が可能になった。こちらもRGBストライプ技術を採用して鮮明なテキスト表示と高い色再現性を実現しつつ、280Hzの高リフレッシュレートに対応する。39型と同様にeスポーツモードも搭載し、ターゲット価格は799ドルを予定している。
モバイルノートPCの新たな基準となりうる「XPS 13」と、最新パネル技術を惜しみなく投入した「Alienwareディスプレイ」。いずれも今後のPC市場をリードする強力なプロダクトとして、日本国内での正式な価格と発売日の発表が待ち遠しい。
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