高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)

» 2026年06月06日 06時00分 公開
[古田雄介ITmedia]
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「ずっと月に数百台くらいです」――HDD&SSD破壊サービス「黒歴史最終処分場。」の今

 2025年から続く市場の動きは、HDDやSSDの価値を相対的に高めているといえる。そうした世の中において、「ストレージ破壊サービス」の需要はどんな変化が起きているのだろうか。

 東京ラジオデパートのエスカレーターで地下1階に降りると、目の前にジャンクショップ「秋葉原最終処分場。」が現れる。同店は2020年12月、HDDを100円ポッキリで物理破壊するサービス「黒歴史最終処分場。」を提供するようになった。売り場にあるHDD破壊装置を使い、ドライブを数本の杭で貫くことで、あっという間に再生不能にする。現在は2.5型SSDにも対応している。

photo 秋葉原最終処分場。にあるポスター
photo レジ奥にあるストレージ破壊装置

 スタートから5年半。直近の動きを同店に尋ねると、「ストレージの値上がりは把握していますが、需要にはほとんど影響がないように思います。新しいストレージを買うのと、ストレージに残った消し去りたいデータを封印するのとでは、ニーズがやっぱり違いますからね」という。

 店頭での注文は月に「数百件程度」で、これはサービスが軌道に乗ってからずっと変わらない。若年層から高齢ユーザーまで幅広い層が利用しているのも従来通りだ。唯一変化したのは、HDDとSSDの比率くらいだという。「持っているストレージの種類が自然と変化しているのは感じます。ごく自然な流れでSSDの破壊が増えていますね」

 利用者にクリアファイルをプレゼントするサービスも変わらないが、デザインは変化していた。

photo 現在のクリアファイルのデザイン
photo スタート時のクリアファイル(2020年12月に撮影)

 ストレージが値上がりしても品薄になっても、黒歴史の黒歴史具合に変わりはないはず。封印欲が高まったら、東京ラジオデパートの地下一階に足を運ぼう。

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2026年06月06日 更新
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