約1.1kgボディーにCore Ultra X7&64GBメモリを凝縮! ASUSの最高峰AIビジネスPC「ExpertBook Ultra」の実力(1/4 ページ)

» 2026年06月17日 15時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]

 ASUS JAPANが、ビジネス向けノートPC「ExpertBook Ultra B9406CAA」をリリースした。約1.1kgの軽量ボディーで、厚さが約10.9〜16.4mmとスリムであることに加え、製品名に「Ultra」とある通り、同ブランド内でもフラグシップシリーズとなるモデルだ。

ASUS JAPANのビジネス向けノートPC「ExpertBook Ultra(B9406)」シリーズで最上位モデル(B9406CAA-TH1027X)をチェックした ASUS JAPANのビジネス向けノートPC「ExpertBook Ultra(B9406)」シリーズで最上位モデル(B9406CAA-TH1027X)をチェックした

 今回は、その中でも最上位の「B9406CAA-TH1027X」をテストしていく。現在のビジネス向けノートPCにおける、最高クラスのパフォーマンスを確認できるだろう。

同社のビジネス向けノートPCの頂点に君臨するのが「ExpertBook Ultra」シリーズだ

スリムで軽量! でも高耐久 そしてハイスペックをギュッと凝縮

 本製品のカラーは「モーングレー」だ。液晶面のみがパネルに合わせてブラックとなっている。モーングレーは明るめのグレー系で、少しラメが入っているようにも見えるがテカりは抑えられている。指紋や皮脂が目立たず、明るさと合わせて清潔感のあるカラーリングだ。

光沢感は抑えめだが明るい色合いのモーングレー 光沢感は抑えめだが明るい色合いのモーングレー

 ボディーサイズは約310.9(幅)×212.8(奥行き)×10.9〜16.4(厚さ)mmだが、実際に手に取ると、この数値以上にスリムに見える。ディスプレイ部分は特にスリムであり、側面の形状がより薄さを強調している。そして設置部分の脚がけっこう高めだ。最厚部分の約16.4mmというのはこの脚の部分によるものであり、ここ以外の本体は相当にスリムにまとまっている。

スリムな印象を与えるボディーライン スリムな印象を与えるボディーライン。前面中央部分に切り欠きがあり、ディスプレイ部分が開けやすくなっている
背面には排気口がある 背面には排気口がある

 ボディーの素材はマグネシウムとアルミニウム合金で、CNC加工で製造されているという。どちらも「軽さ」で知られる金属だが、特性の異なるものを組み合わせることで、軽さと共に耐久性も高めている。

こちらはボディーの底面 こちらはボディーの底面で、吸気口がある。耐久性に優れた合金素材を採用し、感触もよい
本体重量は実測で1.132kgだった 本体重量は実測で1.132kg(公称値は約1.1kg)だった

 本製品は、頑丈さもアピールポイントに挙げている。試しにディスプレイ側の角を持ち、本体を持ち上げるというねじれテストも行ったが、問題なく動作した(今回の評価機は「耐久性テストもOK」と通達されている。念のため)。

 圧力テストでは平置きの本体上に約50kgのウエイトを置いても耐えるとしており、これは通勤ラッシュ時の圧迫などを想定したものだ。

 さらに、キーボードに200〜350cc程度の液体(水)がかかっても本体を傾けて排水し、24時間ほどかけて乾燥させれば大丈夫だとうたう。ただし、防滴であって防水ではない点は注意したい。また、単なる水というケースもあるとは思うが、実際にキーボードに何かをこぼす時は、コーヒーやジュースなど水以外の成分も混じっている方が可能性として高い点にも注意したい。

 ノートPCは丁寧に扱うよう心がけ、それでも万が一、偶然生じてしまったトラブルに対する備えとして、こういった防滴/耐荷重/頑丈さがあるという視点でスペックを見たい。

 実際の製品ではこれら3つに加え、米軍規格「MIL-STD-810H」に基づく11カテゴリー/24項目のテスト(温度/湿度/振動など)、ASUS独自の8項目の耐久テストをクリアしているとのことだ。

「MIL-STD-810H」規格の11カテゴリーに加え、同社独自の耐久テストも行っているという

 ディスプレイは14型タンデム有機ELの非光沢パネルを採用しており、解像度は2880×1800ピクセル、リフレッシュレートは30〜120Hz(可変)、輝度は最大1400ニトだ。最近は、ノートPCやデスクトップPC用ディスプレイを問わず、ビジネス用モデルでも高リフレッシュレートのパネルを利用するものが増えている。Web画面のスクロールやカーソル移動などがスムーズに描画されるため、目の疲労を抑える効果もあるだろう。

 一方、本モデルの可変リフレッシュレートは、省電力を視野に入れたものと思われる。

14型ディスプレイは高輝度かつ高解像度 14型ディスプレイは高輝度かつ高解像度で、可変リフレッシュレート対応のOLEDパネルを採用する。タッチ操作も可能だ。視野角も上下/左右170度と広い

 ディスプレイ上部のベゼル部分には、約207万画素のWebカメラ(プライバシーシャッター付き)も搭載している。また、顔認証対応のIRカメラも備えている。認証という点では、キーボード面にある電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵している。セキュリティの面で複数の生体認証手段が用意されていると、普段の安心感につながる他、もしもの時の備えにもなる。

上部のベゼル部分にWebカメラやIRカメラ、マイクを内蔵する ディスプレイ上部のベゼル部分にWebカメラやIRカメラ、マイクを内蔵する。上がレンズカバーを開いた状態で、下が閉じた状態

 キーボードは日本語配列となっている。キーピッチも十分でスリムなわりには適度なストロークもあり、タイプしやすい。そしてプリントスクリーン(PrtSc)刻印のキーもちゃんとある。最近の同社製品ではここが別の刻印や別の機能になっているものが多かったので、本製品は確かにビジネスモデルなのだなと感じた。

日本語84キーのキーボードを採用 日本語84キーのキーボードを採用する。Deleteキーの位置に電源ボタンがあり、EnterキーやBackSpaceキー、右シフトなどが隣のキーと隣接している
スピーカーやマイク音量を調節するF1〜F4には、青のアンダーラインがあり識別しやすい スピーカーやマイク音量を調節するF1〜F4キーには、青のアンダーラインがあり識別しやすい

 なお、キーボード面の内部には左右3基ずつ、計6基のスピーカーとウーファーを内蔵して優れたサウンドを実現している他、ホワイトLEDのキーボードバックライトも備えている。

片側に3基、左右で計6基のスピーカーを内蔵する 片側に3基、左右で計6基のスピーカーを内蔵する

 タッチパッドも大きめで、細かなカーソル合わせがしやすい。加えてハプティックタッチパッドになっており、ガラス質感の滑らかな感触で引っかかりがなく操作しやすい。6つのセンサーを備えていることで均一な応答性を実現する他、タッチパッド下にはモーターを備え、フィードバックが得られる。

フィードバック機能を備えた、滑らかな感触&大きめのタッチパッドを備える
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