実際、PCのようにこなせるタスクが沢山あって感心するものの、快適だったかというと、全然そんなことはありません。使い勝手が慣れない以前に、単純に不具合が多かったり、作り込みがなされていなかったりと感じる部分が無数にあります。
よく見かけるのはレイアウト崩れで、例えばGoogle Playに飛ぶタイプの広告を踏んだ後にいきなり表示が崩れているとか、
全画面広告の「閉じる」ボタンが画面内に見当たらないとか、
YouTubeアプリの横長画面が破滅的なレイアウトになっているとか。
あとはデスクトップモードに限らずで発生する、物理キーボード+日本語入力という、「見捨てられたユースケース」の苦悩もあります。Chromeの検索バーにキーボードで日本語入力をしてEnterを押すと、空の文字列になってしまうなどです。
このように、Google製のアプリですら「デスクトップモード? 他にやること沢山あるし後でいっか」みたいなご様子です。β期間もあり、リリースからも3カ月以上が過ぎているにもかかわらず、なかなか渋い状況です。
ともあれ、最終的にはある程度の完成度になっていくとは思います。今の自分の感覚だと、常用はNGで、旅行や帰省でノートPCを持ち出したくはないけどスマホしかないのは不安、みたいなケースでは、少し楽になる可能性を感じます。
さて、お目当ての用途に入っていきましょうか。デスクトップモードでお絵かきアプリを使ってみます。
先述の通り、Androidで液タブやペンタブを使えるというのは昔からの話なので、基本的には使えると考えていいと思います。
手元のテストでは、Cintiq Pro 17に接続した場合は筆圧だけでなく傾き検知まで動作、数日間の試用の間、安定していました。
この先の評価用にお借りしているXPPenの「Artist Pro 27(Gen 2)」では、途中から筆圧検知がなくなる問題が出ていましたが、タッチ操作とペン入力はできていました。
アプリも、「CLIP STUDIO PAINT」「MediBang Paint」「アイビスペイントX」「Infinite Painter」「HiPaint」など、筆圧検知ありで描画できていました。
一方で、ほとんどのアプリで、自分の普段の環境よりも遅延感があるような描き心地でした。とはいえ、線が大きく遅れている様子でもないです。スマホは超低電力のデバイスなので、負荷がかかり始めてからチップが高速運転し始めるまでの一瞬のタイムラグが、感触に影響しているのかもしれないですね。
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