プロ絵師がワコムの「MovinkPad Pro 14」を自腹レビュー ついに現れた“クリスタ最強デバイス”かある日のペン・ボード・ガジェット(1/6 ページ)

» 2025年11月10日 12時00分 公開
[refeiaITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 こんにちは! refeiaです。

 今日は、ワコムから10月31日に発売された一体型タブレット「MovinkPad Pro 14」を見ていきましょう。2025年は、液タブメーカーが筆圧ペン付きのAndroidタブレットを出しまくる大豊作の年です。ワコムも「MovinkPad 11」を発売して、プロ機と同じペンが付属しがらも安価なことで話題になりました。

 ですが、そのどれもがコスト重視型で、込み入った制作を快適にこなせる性能ではありませんでした。そしてラスボスのように現れたのが本機、14型の大画面と高性能なチップを搭載したモデルです。

 今回は、仕様を見た時点で購入を決めたので自腹レビューにさせてもらいました。では早速、実力を見ていきましょう。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon ワコムの新モデル「MovinkPad Pro 14」。価格は同社公式ストアで14万4980円です

スペックをチェック

 まずはAndroidタブレットとしてのスペックから見ていきます。14型の大画面と、SoCのSnapdragon 8s Gen 3、12GBの比較的余裕あるメモリを搭載しています。最新最強と言えるほどでもないですが、高性能タブレットと言って差し支えない組み合わせです。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon MovinkPad Pro 14と、MovinkPad 11のスペック比較

 Snapdragon 8s Gen 3は、Snapdragonの最上位となる8シリーズの廉価モデルにあたります。総合的には2年ぐらい前のハイエンドに近い性能で、リフレッシュレート120Hzのディスプレイと相まって、一般的な用途では常にサクサクで気持ち良い動作感です。

 8シリーズはGPU性能がゲーム以外では余り気味になるので、GPUを中心にデチューンされた8sは良い選択だと思います。

 ベンチマークテストで比較すると、MovinkPad 11とは比べ物にならないような高い性能です。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon Geekbench 6の結果。CPUは約3倍、GPUはそれ以上の差があります

 XPPenやHUIONも含めて、この類の製品はMovinkPad 11に近い性能のものが多く、気軽に描くには十分としても自分としては物足りなかったので、しっかり性能面の強化に振ってくれたのは素直にうれしいです。

 また、本機の特典として、セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」のDEBUT版を1年間またはEX版を3カ月、いずれかを無料で利用できます。

意外にも樹脂製ボディーを採用

 本体もチェックしていきましょう。基本的にはAndroidタブレットですが、上位機でありながら背面も側面も樹脂を採用しています。約5.9mmとかなり薄手かつフルフラットで、四隅にゴム足がある非常にクリーンなビジュアルです。チープ感もなくて好みな仕上がりですね。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 裏面。薄手でシャープなデザインのため、樹脂なのに上質感があります

 実際に手に取ると、樹脂の手触りの優しさや、グリップの良さが感じられて印象が良いです。道具として手に持つなら、アルミやガラスのような硬くて当たりのキツいものよりも樹脂の方が好ましい面があります。汚れやキズ、高級感などはトレードオフになるので、そこは個人での判断となるでしょう。

 ボタンやポート類は、上面右側にmicroSDメモリーカードスロットのフタ、ボリュームボタン、電源ボタンです。右面中央にUSB Type-C端子がありますが、映像出力には非対応です。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 爪でも出せそうですが、SDメモリーカードを抜き取るためのツールも付属します

 また、本機では動画のDRM規格「Widevine L1」対応になり、手元でもNetflixをHD画質で再生することができました。MovinkPad 11ではL3なのが惜しかったですが、本機は大画面のOLED(有機EL)でもあるので、商業系の動画配信サービスを楽しみやすいのはうれしいポイントです。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon Netflixアプリいわくですが、問題なさそうです
       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月11日 更新
  1. シャープのヘルスケア特化スマートウォッチ「からだメイト Watch」を試す 装着するだけでカロリー&水分補給を自動記録 (2026年08月10日)
  2. エアコンのない部屋でも快適に過ごせる「水冷式冷風扇」がセールで35%オフの8498円に (2026年08月10日)
  3. microATXマザーが2枚入る“2階建て”ケース「CAPO X」登場! 新感覚トラックボールや修理アイテムも充実 (2026年08月10日)
  4. ペットボトルで優しく本格洗浄! 「ミラブル」の泡を生み出す超小型コードレス高圧洗浄機「MIRABLE AQUABLAST MINI」を見てきた (2026年08月10日)
  5. NVIDIAが「cuFile API」をオープンソース化/キオクシアとSandiskがQLC技術と332積層を用いた第10世代3Dフラッシュメモリを開発 (2026年08月09日)
  6. 安全性の高い半固体電池を採用した「エレコム モバイルバッテリー EC-C60MN」がセールで15%オフの3390円に (2026年08月10日)
  7. 8月10日は「VAIOの日」 特設サイトでクイズに答えると抽選で1人に“世界に1台だけのVAIO”が当たる (2026年08月10日)
  8. レトロブーム到来? ベージュカラーが目を引くCRT風簡易水冷キットが異彩を放つ (2026年08月08日)
  9. キャンプやレジャーで快適に寛げる「コールマン インフィニティチェア」がセールで31%オフの8991円に (2026年08月10日)
  10. PCやスマホの音を手軽にアップグレード! 7700円で充実機能のポータブルスピーカー「JBL GO 5」実機レビュー (2026年08月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー