プロ絵師がワコムの「MovinkPad Pro 14」を自腹レビュー ついに現れた“クリスタ最強デバイス”か:ある日のペン・ボード・ガジェット(5/6 ページ)

» 2025年11月10日 12時00分 公開
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実用テストでも期待通りの描き味

 さて、せっかく買ったのだから、ラクガキしていきましょう。今回はパフォーマンスも見たいので、CLIP STUDIO PAINTで長辺4500ピクセル、キャラクターイラストを彩色までやってみます。また、Bluetoothキーボードと「Wacom Foldable Stand」のセットアップで、PC+液タブと同様にショートカットを多用しながら進めます。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon Wacom Foldable Standはワコムストアで1万2980円です

 余談ですが、Wacom Foldable Standは見た目もかっこよくて気分がアガり、なぜか13型系のiPadと合わせたときのピッタリ感がすごいです。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon ナデナデしたくなるような仕上げの良さで、それならApple製品に似合いそうです。そう言われれば、そうですねとしか答えようがありません

 ラフは素早くいろいろと試したいので遅延感の無さが助かり、軽い筆圧も使いやすく、強弱で後の自分のための情報量を残しやすいです。防指紋処理のせいか、画面が滑りやすく感じたので摩擦を増やすためにフェルト芯を選択しました。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 以前描いたツノと尻尾がある感じで、別のキャラを描いていきます

 線画も描きやすいです。先が細いので始筆を正確に置きやすいし、手振れ補正を控えめに設定すれば細かいニュアンスも拾ってくれます。強いて言えばもう少し画面サイズが欲しくなりましたが、タブレットで14型なのでベストを尽くしているとも言えます。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 撮影でミスっていますが、実際に使っていたのは灰色ではなく黒色の芯です

 彩色は、自分はかなり軽い筆圧まで使うので、軽い筆圧の反応の自然さは頼りになりました。また、レイヤーが増えてきたり大きいブラシを使ってもモッサリしたりカクカクしたりすることもなく、集中力も途切れることなく作業できました。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 塗って完成。今回はラクガキとしては細かめに作業しました

 そのままもう一人、

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 同じく、ツノと尻尾でジト目っぽい感じで

 最終工程でレイヤーコピーなどをしていると、さすがにズームやスクロール、編集操作などでカクつくことはありましたが、ブラシを動かしている間は重いと感じることはありませんでした。また、塗り分けを始めたころにはCLIP STUDIO PAINTのメモリ不足警告が表示されましたが、最後まで不安定になったり急に落ちたりすることもありませんでした。

ワコム Wacom MovinkPad Pro 14 Pro Pen 3 ペン付き 液タブ タブレット Snapdragon 完成しました

 輝度40%ぐらいで作業していると、時速13%ぐらいでバッテリーが減っていきました。問題ないバッテリー持ちだと思います。また、右側中央が暖かくなってくるので、右利きならば暖かい部分を頻繁に触ることになりますが、タブレット手袋をしていれば気にならないレベルです。

 本機を左右逆に設置すれば簡単に暖かい部分を避けられるので、暑い時期でも心配することはないと思います。

 自分はPhotoshop作画がメインなので、CLIP STUDIO PAINTで引っかかりがちなのは仕方ないとして、それを除けば概ねCintiq Pro 17+PCと似た感覚で最後まで作業できてしまうのが印象的ですね。

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