こんにちは! refeiaです。
今日はちょっと久しぶりにHuionの液タブ、「Kamvas 16(Gen 3)」を見ていこうと思います。
コストと品質のバランスに優れた海外メーカーの中でも、XPPenと並んで二大メーカーと言えるHuion、彼らのカジュアル寄りの主力モデルの1つが本機です。
非「Pro」モデルでありながら、上位機に近いスペックを持ち合わせた本機の実力はいかほどか……。早速見ていきましょう
まずは主なスペックをチェックします。
扱いやすい中型機で、荒くも細かすぎもしない2560×1440ピクセルの解像度は好感が持てます。また、2024年に「Kamvas Pro 19」などの上位機に採用されたPenTech 4.0世代のペンシステムが付属しています。広色域ディスプレイなども含めて、全体的に上位機に近い仕様になっています。
その代わり、ということなのでしょうが、公式ストアの通常価格は7万9980円(執筆時点では15%オフの6万7983円でセール中)です。海外メーカーのスタンダードモデルとしては比較的しっかりした価格になっていますが、この仕様でちゃんと動いてくれれば十分にリーズナブルと言えるはずです。今回はそのあたりに注目して見ていきましょう。
また、同シリーズで13.3型の「Kamvas 13(Gen 3)」も発売されています。こちらも基本的に本機と同じレベルの製品だろうと思いますが、本機よりはかなり安い(スタンドなしモデルの通常価格は3万9980円/セール時は3万5182円)ので、小型機が好みの人やコストを抑えながら上質なものが欲しい人はチェックしておくと良いでしょう。
さて、本体を見ていきます。ナローベゼルで加飾を控えながらもボタン類のビジュアルが個性になっていて、単にソリッドなだけではない独特のかっこよさを持っています。個人的にはかなり好きなデザインです。
左側にはキーが6つ、中心のボタンで機能を切り替えできるダイヤルが2つ搭載されています。
接続は、HDMIのPCには「三つまた」のケーブル、USB Type-Cから映像出力できるPCにはType-Cケーブル1本で接続できます。電力の供給力が足りないPCにも対応できるよう、ACアダプターとUSBケーブルも付属しています。
電源用USBケーブルを延長できるケーブルや、角度調節可能で汎用(はんよう)性のあるスタンドも付属しており、最初からコンプリートで詰め込んでくる海外メーカーらしい構成です。
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