持ち歩きに最適な14型モバイルディスプレイ! サンワサプライ「DP-08」のメリットと“軽すぎるがゆえの注意点”を検証モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2026年07月21日 15時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

軽量ゆえの転倒に注意 縦置き時は別売スタンド利用が望ましい

 では実際に接続してみよう。接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cで、USB Type-Cは2ポートあるが、機能に違いはないのでどちらにつないでも構わない。なおHDMI接続でタッチを利用する場合は、USBケーブルも接続する必要がある。

 画面の色合いに特に違和感はないのだが、画面を斜め横および上からのぞき込んだ場合、隅が暗く見えがちなのが多少気になる。スペック上の視野角は決して狭くはないが、集まって周囲から画面を見る用途には、あまり合わないかもしれない。

 実際に使ってみて気になるのは、タッチ操作で少し力を入れて押しただけで、置き場所がズレてしまう場合があることだ。滑り止めのゴム脚はきちんと用意されているが、ケーブルの外皮が硬く、反発力が強いのもマイナスに作用している。なるべく背面スタンドを開き気味にすれば安定するだろう。

 ちなみに本製品は前回取り上げたプリンストン製品と同様、背面スタンドの幅が狭いため、そのままでは縦置きに対応できない。市販のタブレットスタンドを用いて縦向きに設置することは可能だが、背面の段差のせいで安定感はいまひとつだ。メーカーサイトで推奨している、背面からわしづかみするモバイルディスプレイ用スタンド(別売)を用いるのが望ましいが、この場合もタッチ操作時に背後に倒れないよう注意は必要だ。

USB Type-Cポートは2基ある USB Type-Cポートは2基あるが、機能は同一だ。なおHDMI接続でタッチ操作を利用する場合はUSB Standard-A→USB Type-Cケーブルも接続する必要がある
14型のモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen9」(左)との比較 14型のモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen9」(左)との比較。同じサイズ、同じアスペクト比ということでほぼぴったりそろう
斜め方向から見たところ 斜め方向から見たところ。スペック上の視野角は広いが、斜め方向からだとかなり暗く見える
ポート類は側面に配置されており、ノートPCを隣に並べるとコネクターが干渉しやすい ポート類は側面に配置されており、ノートPCを隣に並べるとコネクターが干渉しやすい
奥行きを取らないため、ノートPCと背中合わせにして利用しやすい。余談だが画面を上からのぞき込んだ場合も、この写真のようにかなり暗く見える 奥行きを取らないため、ノートPCと背中合わせにして利用しやすい。余談だが画面を上からのぞき込んだ場合も、この写真のようにかなり暗く見える
タッチ操作にも対応する タッチ操作にも対応する。画面をあまり強く押すと置き場所がズレてしまうので注意しよう
外部スタンドを使って立てた場合 外部スタンドを使って立てた場合は安定性も低く、ケーブルが真上に突き出るなどの問題もある。メーカーが推奨するようにアームタイプのスタンドを使い、ケーブルは下方向に逃がした方が無難だろう

 本製品はパワーパススルーにも対応している。本製品に最大出力100WのUSB PD充電器を接続したところ、ノートPCからは45Wの電源に接続していると認識された。差し引かれる電力が若干大きいように感じるが、メーカーサイトによるとこの45Wが上限とのことで、スペック通りということになる。

パワーパススルーにも対応する。ノートPCなどの外部デバイスに対して最大45Wまでの供給が可能だ

 OSDメニューについても見ていこう。メインメニューは他社製品でも見かけるUIデザインで、使い勝手はそれだけこなれている。「戻る」ボタンが独立して用意されていることもあり、操作性も良好だ。明るさと音量の調整については、メインメニューを経由せずに呼び出せるショートカットも用意されている。

 なお一般的にタッチ対応のモバイルディスプレイでは、こうしたOSDメニューもタッチで操作できる製品とそうでない製品があるが、本製品は後者に該当し、操作は右側面のボタンでのみ行える。見るからにタッチ非対応のUIデザインなので間違えることはないだろうし、特に実害があるわけではないが、初見では注意が必要だ。

OSDメニューは右側面の物理ボタンで操作する OSDメニューは右側面の物理ボタンで操作する。タッチでの操作には対応しない
メインメニューは他社製品でも見かけるデザインで、使い勝手はこなれている メインメニューは他社製品でも見かけるデザインで、使い勝手はこなれている
明るさ調整のショートカットが表示される メインメニューを表示せずに上ボタンを押すと、明るさ調整のショートカットが表示される
音量調整のショートカットが表示される メインメニューを表示せずに下ボタンを押すと、音量調整のショートカットが表示される

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月08日 更新
  1. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  2. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  3. 値上がり後のアキバで見つける「据え置き価格」のグラフィックスカード――16GB搭載モデルは今週末が狙い目 (2026年09月05日)
  4. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  5. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  6. NVIDIAの「DLSS 5」がついにデビュー 対応第1弾は「NBA 2K27」 (2026年09月04日)
  7. NVIDIAがAIモデル共有サイト「Hugging Face」を約2兆137億円で買収/GoogleがAIモデル「Gemini 3.8 Flash」を発表 (2026年09月06日)
  8. ローカルLLMをNPU単体で動かせる「Lemonade Server」をRyzen AI 9 HX 470搭載の「Minisforum AI X1 Pro-470」で試してみた (2026年09月04日)
  9. エレコム、デュアルバンド接続に対応したコンパクト設計のWi-Fi 7無線LANルーター (2026年09月07日)
  10. ノートPCのバッテリー持ちを劇的に変えた新世代SoC──Intel、Qualcomm、AMDの最新動向を探る (2026年09月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー