14万円のARグラス「ROG XREAL R1」を試す 最大240Hz表示の滑らかな大画面は魅力だが、8万円台のベース機とどちらを買うべきか:武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

» 2026年08月18日 12時00分 公開
[武者良太,ITmedia]
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 PCやスマートフォンと接続し、目の前に大画面を表示するARグラスが増えています。映像を見るだけでなく、仕事用のモバイルディスプレイとして使える製品も登場しました。では、ゲーミングディスプレイの代わりとしてはどうでしょうか。

 ASUSのゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」とXREALが共同開発した「ROG XREAL R1」は、最大240Hzのリフレッシュレートに対応するゲーミングARグラスです。価格は14万1550円で、PCや携帯ゲーム機とはUSB Type-Cで接続します。付属する「ROG Control Dock」を使えば、PlayStation 5やXbox Series X/Sといった家庭用ゲーム機の映像も表示できます。

photo ROG Control Dock(左)とROG XREAL R1本体(右)

 今回、筆者はROG Allyではなく、他社製のゲーミングPCと接続して試しました。結論から言うと、240Hz表示の滑らかさは明確に体感でき、いわゆる“ぬるぬる”とした動きを実感できます。大画面の迫力と高いフレームレートを、メガネ型のデバイスで持ち運べる製品として非常に面白いアイテムです。

 ただし、そのために約14万円を支払うべきかどうかは別の話になりそうです。というのも、ROG XREAL R1のベースとなった「XREAL One Pro」も、ゲーム用のディスプレイグラスとして十分に高い性能を備えているからです。

XREAL One Proをベースに、ゲーミング向けとして強化

 ROG XREAL R1のスペックを確認してみましょう。ディスプレイパネルには、ソニーセミコンダクタソリューションズ製の0.55型マイクロOLEDを採用しています。

photo ROG XREAL R1と、XREALシリーズ共通の専用ハードケース

 解像度は片目当たり1920×1080ピクセル、視野角は57度です。最大輝度は700ニト、色域はsRGB比106%をカバーします。頭の回転を検出する3DoFにも対応しており、バーチャル画面を空間内の一定方向に固定できます。なお、こうした基本仕様の多くは、XREAL One Proと共通しています。

ROG XREAL R1 XREAL One Pro
国内価格(税込み) 14万1550円 8万4980円
ディスプレイ 0.55型 ソニーセミコンダクタソリューションズ製マイクロOLED 0.55型 ソニーセミコンダクタソリューションズ製マイクロOLED
解像度 片目1920×1080ピクセル 片目1920×1080ピクセル
最大リフレッシュレート 240Hz(Frame Rate Boost有効時) 120Hz
応答速度 0.01ms ―
Motion-to-Photon遅延 3ms
最大輝度 700ニト
視野角 57度
仮想画面サイズ 4m先に最大171型相当/10m先に最大428型相当
空間表示 ネイティブ3DoF
光学エンジン X Prism
映像処理チップ XREAL X1
電子調光 3段階
2D→3D変換 対応
サウンド Bose監修
接続端子 USB Type-C(DP Alt Mode)
IPD 57〜66mm/66〜75mmの2サイズ
本体質量 約91g 約87g
フレーム 金属製フロントフレーム、Aura RGB搭載 標準フレーム、RGB非搭載
専用ドック ROG Control Dock付属 付属しない
外部映像入力 Dock経由でHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1 USB Type-Cが基本。HDMI機器などは別売アクセサリーが必要
ゲーム向け機能 GamePlus、GameVisual、HDR10対応 ROG独自機能なし

 XREAL One Proと大きく異なるのは3点です。まず、ROG XREAL R1ではフロントの枠を金属製とし、放熱性を高めることで最大240Hzの高フレームレート表示に対応しました。また、外装にはROGらしい意匠や、Aura RGBというライティング機能が取り入れられています。

photo ROG XREAL R1の外観。フロントとテンプルに厚みを感じる
photo テンプル外側には、ROGのロゴとゲーミングデバイスらしいLEDを配置
photo ROG Control Dockの全景。複数の映像/音声入力切り替えと表示設定用のコントローラーが備わる

 そして、専用の「ROG Control Dock」が付属します。これは薄型の卓上デバイスで、映像入力をまとめるハブとしての役割を果たすと同時に、ROG XREAL R1の機能を操作するコントローラーとしても機能します。単に色やロゴを変更したコラボモデルではなく、高リフレッシュレートでゲームをプレイするために再設計されたチューニングモデルという位置付けです。

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