14万円のARグラス「ROG XREAL R1」を試す 最大240Hz表示の滑らかな大画面は魅力だが、8万円台のベース機とどちらを買うべきか:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/4 ページ)

» 2026年08月18日 12時00分 公開
[武者良太,ITmedia]
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240Hz表示は、本当に滑らかだった

 ROG XREAL R1は通常の120Hz表示に加え、Frame Rate Boostを有効にすることで最大240Hzに切り替えられます。240Hzモードでゲームをプレイすると、キャラクターや背景の動き、視点を振ったときの映像が実に滑らかです。数字を確認しなければ違いが分からないというレベルではなく、動きの連続性が高まることで、ゲームをプレイする際の満足度も向上します。

photo フロントの枠には金属を使用。240Hz表示時に効率良く放熱してくれる効果がある

 なお、Frame Rate Boostをオンにすると、グラス内のOSDに「240」と表示されます。ただし、ゲーム内の負荷が高まったり、一緒に動かしていたフレームレート計測アプリの数値が下がったりしても、この表示は変動しませんでした。

photo Frame Rate BoostおよびOSD表示を有効にすると、視界左上に「240」と表示される

 PCが実際に描画しているフレームレートを計測した数字ではなく、現在選択されている表示モードを示すインジケーター代わりなのかもしれません。もう1つ留意したいのは、240Hz表示はネイティブ解像度のまま動作するモードではないことです。

 ROG XREAL R1は映像をダウンスケーリングすることで、フルHD/240Hz相当の表示を実現しています。そのため、通常の120Hzモードと比べると、細かい文字や細い線の鮮明さがわずかに低下します。

 文字を読む機会が多い場合や、静止画像の精細さを優先するなら120Hz、動きの速いゲームをプレイするなら240Hzというように、用途に応じて切り替える機能と考えるべきでしょう。

3DoFと2D→3Dがゲームの見え方を変える

 ゲーム用途では、3DoFによる画面固定も効果的でした。「Anchorモード」を使うと、仮想画面を現実空間内の一定方向に固定できます。ゲームに没頭すると、無意識のうちに頭が左右に動くことがあります。画面が常に視界に追従する方式では、頭の動きと一緒に映像まで動いてしまいますが、Anchorモードなら頭が多少動いても画面の位置が安定するため、映像を見やすい状態が維持されました。

photo XREAL One Pro譲りの光学系。側面、下部からの映り込みが低減しており、ゲームの世界に没頭できる

 レンズの透過率を3段階で切り替えられる電子調光も便利です。背景を暗くすればゲーム画面に集中しやすく、周囲を確認したいときは透過率を上げられます。この使い勝手は、既存のXREAL Oneシリーズと同様です。リアルタイムの2D→3D変換も、ゲームとの相性が良好でした。これは通常の2Dゲームを立体視映像に変換する機能で、キャラクターや背景に奥行きが加わります。

photo 筆者がROG XREAL R1を装着したところ。トラディショナルなデザインのXREAL製品と比較して、サイバーなルックス。ROGブランドの製品らしいともいえる

 全てのシーンを正しく立体化できるわけではなく、オブジェクトの前後関係が不自然に見える場合もあります。それでも、普段遊んでいるゲームを一般的なディスプレイとは違った感覚でプレイできる楽しさがあります。ゲームで有利になるための機能というよりも、既存作品の見え方を変える機能として魅力を感じました。

photo 接続は付属のUSB Type-Cケーブルを用いる。
photo 度入りレンズをつけられるフレーム、S/M/Lのノーズパッド、クリーニングクロスも付属する

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