16年ぶりに進化! ワコムの「Art Pen 2」がアート専用にとどまらない「一番のお気に入り」になる理由:ある日のペン・ボード・ガジェット(3/3 ページ)

» 2026年09月15日 12時00分 公開
[refeia,ITmedia]
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まとめ

 それでは、まとめていきましょう。

 Art Pen 2は、現行最上位のPro Pen 3の基準を守りながら、回転検知を追加したペンです。回転検知は、iPadシリーズのApple Pencil Proや、入手困難な古い製品を除いては、ほぼ唯一の選択肢です。

 平筆やマーカーなどのアート寄りの表現や、ペンを回して筆致を表現していくような表現に興味がある人は、ぜひ入手して取り組むべきだと思います。その他にも、カリグラフィーや、素材ブラシの向きを直感的にコントロールしたい場合などにも有効です。

 入門〜上達期の人や、表現の幅を広げたい意欲のある中級者以上にも推奨できます。今は回転検知にピンとこなくても、常に使える環境に身を置くこと自体が大事です。現状の多くのユーザーが回転検知に興味が薄いのは、「無いものとして育ってしまった」のも大きな原因の1つでしょう。

 回転検出に興味がない人や、単に予備ペンの購入を検討しているような人にとっても、Pro Pen 3の新たな選択肢として試す価値は大いにあります。ボタンの耐久性や押し心地が更新され、テールキャップの固定が改善されていて、ペン先の更新で感触も少し良くなっています。

 ただし、Pro Pen 2やPro Pen slimのようなサイドボタンの軽い押し心地や、それを押す手の動きに慣れ切った人は、現行世代に代用は無いままです。互換性の確認が必要ですが、現行のペンタブや液タブで一世代古いペンを選ぶのも悪くない作戦と言えそうです(自分も現行Cintiq ProでPro Pen slimをよく使っています)。


 といったところで。回転検出を使わない自分が言うのもナンですが、回転検出は標準機能になっていてほしいです。標準ならばアプリ開発者やブラシ制作者も意識するでしょうし、回転を使って表現を向上しようと試みる人も増えていくはずです。

 iPadシリーズは、もう既に低価格機以外はApple Pencil Proなので、回転検出が標準機能になっています。

 多くの人が回転検出の恩恵を受ける時が来るのを、楽しみにしておきたいです。先のArt Penみたいに途切れてしまうことがありませんように……。

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