画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2026年11月06日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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睡眠関連機能は目新しさなし

 では、本製品の目玉である睡眠関連の機能を見ていこう。睡眠関連の機能を備えたスマートスピーカーといえば、Google Nest Hubの第2世代モデルがよく知られている。枕元に置いて寝るだけで、Soliセンサーで睡眠のリズムをモニターし、連携サービス(Google Fit)にデータを渡して睡眠時間などを分析するという高度な機能を備えている。

 本製品も「睡眠モニター機能」という、名前だけ聞くと大層な機能を搭載している。しかしその中身は、起床時刻の前に眠りが浅くなったタイミングでアラームを鳴らして快適な目覚めを促す「スマートアラーム」機能や、起床に合わせて画面を徐々に明るくする機能、外部ライトを点灯させる機能などで、新鮮味はあまりない。

 前述の通り、本製品はセットアップ時に枕元への設置場所を詳しく案内される。これはスマートアラームを使うのに、超音波で呼吸の波形を検知する必要があるためだ。Google Nest Hubのように、長期にわたって睡眠時間を記録し、外部サービスで分析する機能はない。そのため、Google Nest Hubの代わりにはなり得ない。

 「睡眠」というキーワードで一本筋が通っているように見えて、実際の機能はバラバラで、寄せ集めの印象が強い。睡眠関連機能を売りにするのであれば、Google Nest Hubの記録機能のような、何らかの目玉が欲しかったというのが率直な感想だ。

睡眠モニター機能 睡眠モニター機能は本製品の目玉だが、目新しさはない
スマートアラーム スマートアラームは、本来の起床時刻より前の、眠りが浅くなったタイミングでアラームを鳴らしてくれる。ここでは起床時刻の7時に対して「30分」の枠を設定したので、アラームの鳴る時刻は「06:30〜07:00」となっている
照明を徐々に明るくする機能 アラームの前に照明を徐々に明るくする機能もある。この機能を使うには外部ライトが必要だ
日が昇るアニメーション アラーム時刻に合わせて、日が昇るアニメーションを再生できる
在室検知機能 製品ページには記載が見当たらないが、超音波とWi-Fiを使った在室検知機能も、眠りの深さを検出する機能と関係がありそうだ

Google Nest Hubの代わりは難しい ネックは価格

 睡眠をサポートするスマートスピーカーということで、発売から5年余りが経過したGoogle Nest Hub(第2世代)の代わりになるのではと期待したユーザーもいたかもしれないが、残念ながらその役割を果たすのは難しそうだ。ベッドサイドに置いて時計表示を中心に使いつつ、Alexa+との対話も併せて行うという、ごく一般的なスマートスピーカーの使い方にとどまるだろう。

Google Nest Hub(第2世代)との比較 左が本製品、右がGoogle Nest Hub(第2世代)。どちらも睡眠関連機能を売りにしているが、機能の豊富さはGoogle Nest Hubが圧倒的に上だ
Google Nest Hubの睡眠モニター機能 Google Nest Hubは高度な睡眠モニター機能を備える点が、本製品との大きな違いだ(左)。Soliセンサーで睡眠時間や睡眠の質などを記録し、Google Fitに保存できる(中央)。睡眠時間や睡眠リズムをGoogle Fit上で年単位で分析できる。本製品にはない機能だ(右)

 導入のネックになるのは、実売価格が3万円台半ば(3万5980円)とかなり高いことだ。本製品と同時に発表されたEcho Dotの最新モデルが1万7980円と2万円を切っているのと比べると、液晶画面を搭載するとはいえ、少々開きがありすぎる印象は否めない。従来モデルにあたるEcho Spotが1万9800円だったことを考えるとなおさらだ。

 大型の液晶を搭載し、次のモデルチェンジでは5万円を超えてもおかしくないEcho Showシリーズとのバランスを考えれば、あり得る価格帯ともいえる。ただ、売りの睡眠関連機能がやや微妙な出来だけに、時計表示が中心の画面にこれだけの金額を出せるのか、価格がシビアに見られるのはやむを得ないだろう。

Echo Show 8との比較 Echo Show 8(右)との比較。本製品は3万5980円、Echo Show 8は3万9980円と、ほとんど差はない
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