携帯出荷台数、再び300万台割れ――JEITA 3月携帯出荷台数

» 2009年05月13日 15時16分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)は5月13日、2009年3月度の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数実績を発表した。累計出荷台数は前年同月比60.1%の290万2000台となり、再び300万台を割り込んだ。また、前年同月比は9カ月連続マイナスとなった。

photo 携帯電話の出荷台数の推移

 また2008年度の累計は3585万3000台となり、前年同期比は69.3%だった。JEITAではこの結果について、ワンセグ対応製品の発売が相次いだ前年度(2007年)の反動や最大の商戦期である春商戦が盛り上がりに欠けたこと、そしてなにより米国の金融危機に端を発した10月以降の急激な消費の冷え込みが影響していると分析している。

 また3月のワンセグ搭載モデル出荷台数は、前年同月比80.5%の239万8000台と3カ月連続でマイナス。ワンセグ搭載率は85.9%に上がり、端末の高機能化が進んだ。なお、ワンセグ搭載モデルの統計開始以来の累計出荷台数は、5554万8000台となった。

 一方PHSは、11万1000台と前月の5万台から倍以上の伸びとなったが、前年同月比は59.5%と9カ月連続マイナスだった。

photo PHSの出荷台数の推移

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