電子情報技術産業協会(JEITA)は10月12日、2010年8月の携帯電話・PHS国内出荷台数を発表した。携帯電話とPHSを合わせた出荷台数は204万2000台となり、前年同月比106.2%と2カ月連続でプラスを記録した。
携帯電話の出荷台数は195万7000台で、前年同月比104.7%と2月月連続でのプラスとなった。ワンセグ対応製品は132万1000台で、前年同月比98.4%。ワンセグ搭載率は67.5%となった。一方、PHSの出荷台数8万5000台で、前年同月比は158.9%と3カ月ぶりにプラスに転じた。
JEITAでは、「携帯電話市場では今年度に入ってやや下げ止まり感が出てきている」とし、携帯電話・PHSの4月〜8月までの累計出荷台数が前年比107%になっていることにも触れ、市場に「若干の回復傾向が見られる」と説明。しかし、「景気動向は不安定な状況が続いており、本格的な市場回復には至っていない」とも分析している。
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