Apple、IDCの世界スマートフォン市場調査でも1位に

» 2011年08月05日 11時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社IDCが8月28日(現地時間)に発表した世界スマートフォン市場に関する調査結果によると、第2四半期(4〜6月)の出荷台数は、前年同期比65.4%増の1億650万台だった。3期連続で出荷台数が1億台を超えた。

 メーカー別のシェアでは、同社の調査で初めて米Appleが首位に立った。IDCのケビン・レスティボ氏は「スマートフォン市場には断然トップの企業は存在せず、上位5社の順位は簡単に入れ替わるだろう」と分析する。なお、IDCの第2四半期における世界携帯電話市場の調査では、フィンランドのNokiaが出荷台数8850万台でトップだった。

 Appleが首位に立ったのは、NokiaがSymbianから米MicrosoftのWindows Phoneへとプラットフォームを移行させているタイミングでのことで、販売台数ではNokiaが最盛期に記録した2810万台にはまだ届いていない。とはいえ、Appleがこの記録をやぶるのは確実だとIDCは予測する。

 2位の韓国のSamsungは「Galaxy S」が好調で、トップ5の中で最も成長率が高く、380.5%だった。コンスタントに端末をリリース・アップデートすることで、同社は競合をリードしているという。

 3位のNokiaの出荷台数が2000万台を切ったのは2009年第3四半期以来初めてのことだが、同社が現在プラットフォームの移行中であることを考慮する必要があるとIDCは言う。NokiaのWindows Phone搭載端末の第1号は年内に発売される見込みだ。

 カナダのResearch In Motion(RIM)はトップ5で成長率が(マイナス成長だったNokiaを除き)最も低かった。RIMは同四半期中、ほとんど新機種を発売していないことに加え、同社の強みである企業向け市場に競合が攻勢を掛けてきていることが要因になっているとIDCは分析する。同社は8月3日、新OS「BlackBerry 7」搭載の新モデルを発表した。

 5位の台湾のHTCは、3Dディスプレイや4Gへの対応など、高機能な新モデルをコンスタントに送り出すことで出荷台数を前年同期比で165.9%伸ばした。同社は第3四半期の出荷台数目標を1300万台としており、通年目標の5000万台を達成できるとIDCは見ている。

2011年第2四半期の世界スマートフォンメーカートップ5(出荷台数ベース。単位:百万台)
順位 社名 2Q11出荷台数 2Q11市場シェア(%) 2Q10出荷台数 2Q10市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Apple 20.3 19.1 8.4 13.0 141.7
2 Samsung 17.3 16.2 3.6 5.6 380.6
3 Nokia 16.7 15.7 24.0 37.3 -30.4
4 Research In Motion 12.4 11.6 11.2 17.4 10.7
5 HTC 11.7 11.0 4.4 6.8 165.9
その他 28.1 26.4 12.8 19.9 119.5
合計 106.5 100.0 64.4 100.0 65.4
(資料:IDC)

 IDCは2011年通年のスマートフォン市場の成長率を前年比55%増と予測する。下半期には多数の新フラグシップモデルが登場し、同市場の成長を支えると同社は見ている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月06日 更新
  1. スマホ大型化の裏で高まる「小型音楽プレーヤー」待望論 現役ウォークマンか、“ポストiPod”のiPhone SEか (2026年04月05日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【4月5日最新版】 チャージで最大2万ポイント還元のチャンス (2026年04月05日)
  3. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【4月4日最新版】 ポイント10倍多数、1万ポイント還元も (2026年04月04日)
  4. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【4月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のチャンスあり (2026年04月03日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. JALモバイルに対抗してANAモバイルがついに登場――MVNEたちはJAL、ANAに続く「経済圏」を見つけ出せるか (2026年04月05日)
  7. 皆さん、パソコンやスマホを何で持ち運んでいますか? 私はリュックサックです (2026年04月04日)
  8. 選択肢が増えた「Starlink衛星とスマホの直接通信」 ドコモとauのサービスに違いはある? (2026年04月02日)
  9. 新幹線でも「音漏れ」気にせず映画に没頭 NTTの技術実装で 公共交通機関で初 (2026年04月04日)
  10. ドコモ一部4G機種で通話不可も、「データ通信への影響はない」 3G停波に伴い不具合 (2026年04月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年