“打ち”にくいなら“書いて”みたら?――Android向け手書き文字入力「mazec」を試す

» 2011年08月12日 12時14分 公開
[今西絢美,ITmedia]
photo メールの作成画面。「さくじ」と書くだけで、変換候補に「昨日」と表示された

 キーボードのないフルタッチのスマートフォンでは、画面上に現れるソフトウェアキーボードで文字を入力するのが基本。ソフトキーには凹凸や押した感触がないので、「使いにくい」と感じるユーザーもいるだろう。もしあなたがAndroidユーザーで、こうした不満を持っているなら、手書き入力アプリ「mazec (J) for Android[β版]」(以下mazec)を試してみてはいかがだろう。β版として9月30日までは無料で利用できる。

 mazecは、iPad/iPhone用のメモアプリ「7notes」に組み込んだ手書き文字入力システム“mazec”を利用する、Android向け文字入力アプリだ。文字入力の際にキーボードではなく文字入力エリアが現れ、そこに手書きで文字を書くと、mazecが文字を認識してテキストデータに変換してくれる。


photo mazec (J) for Android[β版]
photo アプリ起動時の画面。入力方法の設定の仕方が説明されているので、これまで設定をいじったことがない人でも簡単に設定変更できる

 このアプリの魅力の1つは、文字の認識精度の高さにある。字が汚くても、ほぼリアルタイムで文字を認識してくれるからすごい。また、ひらがなと漢字を“まぜこぜ”にして変換できるのも便利だ。

 例えば、「鶯谷」という単語。手書きで「うぐいす谷」と書けば、変換候補に「鶯谷」が出てくる。画数が多かったり思い出せない漢字は、ひらがなで書けばいいわけだ。もちろん書き方は自由で、「うぐいすだに」でも「鶯谷」でも変換できる。


photo 横画面での文字入力にも対応する。このほうが手書き入力のスペースが広くて使いやすい

photo 「Menu」をタップすると、変換する文字の種類を絞り込むこともできる(写真=左)。「Delete」の種類が豊富。入力した文字すべて、1文字のみ、1画のみの消去を選択可能だ(写真=右)

 文字を上手く認識しないこともあるが、もちろん対処方法がある。手書き文字の下に現れるボタンをタップすると、変換する文字候補が複数表示されるので、その中から正しい候補を選べばよい。

 ただ、正しい変換候補がでてこなかったり、ボタンがうまく現れなかったりする場合もある。そういうときはDeleteキーを押して文字を消し、書き直すといいだろう。どうしてもダメなら、通常のソフトキーに切り替える必要がある。


photo 「し」が「8」と認識されてしまった。誤認識を修正するには、修正したい文字の下の「^」をタップし、正しい変換候補を選択すればOK

photo 画数の多い漢字はひらがなで書いてサクっと変換するのもいい(写真=左)。「鶯谷」という漢字を“うろ覚え”で書いてみた。ご覧のとおり手書きの「鶯」は“それらしいけど間違っている”のだが、正しい変換候補が出てきて感激(写真=右)

 文字は左から右へと書き連ねていき、画面が文字でいっぱいになったら、矢印ボタンでスクロールする。これが基本なのだが、設定で「自動スクロール」をオンにすることも可能だ。筆者はこれが特に気に入った。手書きエリアの右端の少し濃い色になった部分まで書き込むと、自動的にページが移動し、長めの文章もストレスなく入力できる。


photo 「自動スクロール」機能を使えば、画面右端に文字が達すると自動でスクロールしてくれる。また、同機能をオンにしている状態でも、矢印ボタンを押せば手動でスクロールできる

photo Twitterからウェブ検索まで、文字入力のあらゆる場面で利用可能。漢字やひらがなだけでなく、英数字もきちんと認識してくれる

 同アプリは試用期間の9月30日を過ぎるとアプリは使えなくなり、使い続けるには製品版の購入が必要になる予定だ。製品版はβ版の機能をさらに改良したものになるとのことで、さらなる使い勝手の進化が期待できる。気になるユーザーは今のうちに無料のβ版を使い、使い心地がいかなるものか試しておこう。


photo mazec (J) for Android[β版]

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