スマホで引越し先を決めよう!――Android向け不動産アプリを比較(1/2 ページ)

» 2011年12月22日 10時00分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 少し前までの転居先探しの手段といえば、各不動産会社が発行する情報誌を読む、もしくは不動産屋に直接出向くかのどちらかだった。しかし今やインターネットサービスの普及により、物件情報もWebサイトで簡単に検索できるようになっている。さらに、最近ではスマートフォン向けアプリを各社がリリースし、単に物件を端末で調べられるだけでなく、例えば“今いる場所の物件を探す”といった便利な調べ方もできるようになった。

 年が明ければ引越しシーズンは目前。移動時間などのスキマ時間を活用して、新生活に向けた準備を進めよう――ということで今回は、「SUUMO」「HOME'S」「at home」「CHINTAI」、これら4つのAndroid向け不動産アプリを、賃貸物件検索機能をメインに紹介しよう。

 どのアプリも設定項目や情報量は多く、十分に便利だが、細かな機能の有無の差もある。まずは主要な機能の比較表を作ってみたので、参考にしてほしい。「通勤・通学時間からの検索」「方位の指定」など、いくつかの部分で対応が分かれている。

アプリ名 SUUMO HOME'S at home CHINTAI
エリア指定検索
路線・駅での検索
通勤・通学時間からの検索 × × ×
GPSを利用した現在地検索
賃料目安の指定
建物種類の指定 ×
間取りの指定
面積の指定
駅までの徒歩分数の指定
築年数の指定
方位の指定(△は南向き指定可) ×
詳細指定(例:追い炊き)
検索履歴機能
物件のブックマーク機能
画像の表示
不動産会社への問い合わせ
シェア機能
相場情報 ×

 ちなみに、筆者は「通勤・通学時間からの検索」を非常に便利に感じたのだが、これが可能なのは「at home」のアプリのみだった。しかし、部屋の方角が指定できないなど、どのアプリも一長一短だ。ケースに応じて、使い分けるといいだろう。

賃貸情報だけでなくリフォーム時にも使えるのが魅力―――「SUUMO」

 不動産情報サイト「SUUMO」の公式アプリでは、賃貸物件の検索はもちろん、マンションや一戸建てなどの売買物件、さらには家を建てる際の業者探しや、リフォームの会社や実例の検索も行える。住宅に関する情報を集めるのには、心強いアプリといえる。


photo アプリのTOP画面。ページの下部にはこれまで検索した条件の履歴が表示されている(写真=左)。リフォームの実例を写真付きでしっかり見られる。もちろん費用や間取りを設定して検索できる(写真=右)
photo SUUMO

 賃貸情報の検索方法としては、「駅から探す」「エリアから探す」「現在地から探す」という3種類の方法がある。「駅から探す」では、駅を指定するとその近くの物件が表示される。「エリアから探す」は、都道府県を設定し、市区町村を選ぶものだ。

 「現在地から探す」では、端末のGPS機能を利用して今いる場所付近の物件を探せる。その際、現在地からの距離、賃料の下限と上限、間取りも併せて設定可能だ。ほかのアプリにも共通していえることだが、現在地からの検索機能は自分の住んでみたい街に直接出向いて物件を探したいときや、訪れた街に興味がわいたときに役立つだろう。


photo 駅から探す場合、指定した沿線の前後の駅で再検索できるようになっているのがうれしい(写真=左)。間取り図はもちろん、複数枚の外観・内観の写真が用意されている(写真=右)
photo 現在地付近で条件に合う物件を地図上に表示できる(写真=左)。こだわり条件ではさまざまな条件を追加できる(写真=右)

 検索条件としては、賃料や間取り、築年数、方位などなど各種の細かな要件を指定して絞り込み検索ができる。また、ユニークなのが、物件の詳細ページにある「所在地」でマップを表示した際に、物件付近のバス停を表示できること。バスの経路なども同機能を使って調べられる。

 このほか、起動時の画面に検索条件の履歴が表示されるので、過去に検索した条件をすばやく呼び出せるのも便利。不動産アプリに求められる基本機能をしっかり押さえた安心のアプリといえよう。

複数の検索条件を保存できるのが便利―――「HOME’S」

 不動産・住宅情報ポータルサイト「HOME’S」の公式アプリでは、アパート・マンション・一戸建ての賃貸情報、マンションや一戸建てなどの売買物件が検索可能だ。賃貸物件は「場所」、賃料や間取りといった各種の「基本条件」、“1階以上”“追い炊き”といった細かい要件を指定する「こだわり条件」などで絞り込める。


photo シンプルなインタフェース。各項目の「>」をタップすると条件を設定できる
photo HOME’S

 「場所」の設定では、「路線・駅を指定」「市区町村を指定」「現在地周辺」「キーワード検索」の4種類の方法があるほか、ユニークな選択肢として「キーワード検索」がある。例えば、「吉祥寺 デザイナーズ」というように、思い思いのキーワードを入力すると、そのキーワードに該当する物件がピックアップされる仕組みだ。


photo 場所の設定方法は4種類。キーワード検索はほかのアプリにはない検索方法だ
photo 新着の物件には「NEW」のアイコンが付いていてわかりやすい(写真=左)。物件の詳細情報。共有機能があるのは便利(写真=右)

 また、検索時の条件を「マイ条件」として保存しておけるのも便利。複数の引越し検討エリアの検索条件を保存するのはもちろん、同じエリアでもいくつか検索条件の異なるものをマイ条件に保存して、検討に役立てるというのもいいだろう。


photo 複数の条件をマイ条件に保存しておけば、調べ物の途中でアプリを終了しても、再度同じ条件で検索し直せる

 このほか、同アプリではMENUボタンを押すと出てくる「家賃相場」で、現在地付近の家賃相場を簡単にチェックできるのもポイント。間取りをタップするとそれぞれの家賃相場が表示され、その条件に沿った物件情報を表示することも可能だ。土地勘があまりない場所に引っ越すときには、この機能が役立ちそうだ。


photo ワンタップで部屋の間取りに応じた家賃の相場を切り替えられる

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