必要性がない、料金が高い――シニアの4割が「スマホ購入したくない」調査リポート

» 2012年08月29日 14時49分 公開
[ITmedia]

 シニア層の4割超が「スマホを購入したくない」と回答、その理由は「必要性がない」「端末料金が高い」「月額量が高い」――。MMD研究所が行った調査から、スマートフォンに対するシニア層(60歳以上の)の関心が薄いことが分かった。とはいえ、NTTドコモがシニア向けにリリースした「らくらくスマートフォン」の認知度は半数を超えるなど、気になる存在ではあるようだ。

 調査によると、シニアのスマートフォン所有率は11.1%。通信キャリア別で見ると、ソフトバンクのスマートフォンが4.4%で最も多く、次いでドコモが4.1%、auが1.9%となっている。所有したきっかけについては「利用してみたい機能やアプリがあったから」(36.7%)という回答が最も多く、「好きなメーカー、ブランドからスマートフォンが出たから」(18.4%)、「家族や友人・知人など周りがスマートフォンを持っていたから」(17.3%)が続いた。

Photo シニア層が利用している携帯電話
Photo スマートフォンを購入したきっかけ

 スマートフォンの購入時に重視することは、「操作性のよさ」「画面の大きさ」「バッテリーの持ち」「文字入力のしやすさ」を挙げる人が多く、使いやすさを分かりやすさを求めていることが分かる。キャリア選びで重視する点は、「月額料金の安さ」「料金プランの分かりやすさ」「端末代金の安さ」など、料金に関わる点が注目されている。

Photo スマートフォンの購入時に重視した端末機能
Photo スマートフォンの購入時に重視した通信キャリアのサービス

 スマートフォンを持っていないシニアに購入意向を聞くと、「あまり購入したくない」(24.6%)、「まったく購入したくない」(16.8%)の合計が41.1%に達するなど、購入意向のない人が半数近いことが分かった。理由のトップに挙がったのは「スマートフォンの必要性がない」(54.8%)というもので、「月額料金が高い」(44%)、「端末代が高い」(32.6%)といった、初期導入や運用コストを理由に挙げる人も多い。シニア向けにスマートフォンを訴求する場合は、日々の生活のどんなシーンで役立つかの説明や、お得な料金設定がポイントになりそうだ。

Photo スマホを持っていないシニア層の購入意向
Photo スマートフォンを購入しない理由

 なお、NTTドコモが発売したシニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン」を知っているかどうかを聞いたところ、過半数(55.7%)が「知っている」と回答しており、比較的認知度が高いことが分かった。


 この調査はWebを通じたオンライン調査で、シニア層884人(60歳〜64歳:331人、65歳〜69歳:331人、70歳以上:222人)を対象に実施した。

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