相次ぐ政府機関のiPhone導入――今度は英国政府がゴーサイン

» 2012年11月14日 15時42分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 英政府機関はこのほど、職員がiPhoneを通じて重要な情報にアクセスすることを限定的に認めた。これまで英政府が業務用モバイル端末として認定していたのは、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry」のみだったが、新たにiOS 6を搭載したAppleのモバイル端末も加わることから、BlackBerry離れが進む可能性がありそうだ。

 英IT情報サイトThe Registerなどが報じたところによると、政府が利用する情報電子機器の安全性を評価するCESG(英国政府通信司令部通信電子セキュリティグループ、政府通信本部GCHQの一部)は現在、モバイルセキュリティの指標やガイダンスの見直しを進めており、その一環としてiOS 6を搭載した「iPhone」や「iPad」などのApple製品の評価を行った。

 CESGでは情報やドキュメントのリスクレベルを“制限なし”のLevel 0から“最高機密”のLevel 6までの7段階で評価しており、これまでモバイルではBlackBerryのみが認定端末となっていた。最新の評価では、iOSを搭載したAppleのモバイル端末は Level 0から“制限あり”のLevel 3までの情報を扱えるようになった。

 Appleはリモートロックやリモートワイプなどのセキュリティ機能、Microsoft Exchangeのサポート、VPN接続機能などのエンタープライズ向け機能を強化しており、CESGでは、ネットワークのモニタリングや保護などの追加の対策を講じることで、さらに安全性が強化されると推奨しているという。

 The Registerによると、英国政府では各部署合わせて約2万台のBlackBerryを導入しているという。政府機関によるBlackBerryからの乗り換えについては、先に米移民・関税執行局(ICE)がiPhoneへの変更計画を明かしているほか、米国防総省もBlackBerryに加えiPhoneとAndroidの導入を検討中と伝えられている。

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