7インチ台のタブレット向けパネル出荷が好調――9.7インチは減少:調査リポート

» 2013年03月04日 20時37分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 2013年には、7インチ台の小型タブレットが市場の主流になるかもしれない。調査会社のDisplay Search(NPD Group)によると、2013年1月のタブレット向けディスプレイの出荷実績は、7インチ台が伸びる一方で、9.7インチは大きく減少したという。

 2013年1月、タブレット端末向けパネルのサイズ別出荷台数は、小型端末向けのものを中心に増加した。iPad miniが採用する7.9インチおよび7インチパネルの出荷数は、2012年12月の1200万台から1400万台に増えた。一方で、「iPad」が採用する9.7インチは740万台から130万台と大きく減少した。10インチ以上では、「Samsung Galaxy Tab」で採用されている10.1インチ、10.6などのパネルなどが微増した。なお、2013年1月のパネルの総出荷台数は約2100万台で、年末商戦が入る2012年第4四半期の2500万台から減少している。

Photo 面のサイズ別の出荷台数 出典;Display Research

 同社によると、Appleは2013年の販売計画として当初、iPad6000万台、iPad mini4000万台と設定していたが、iPadを上回るiPad miniの人気を受けてこれを修正。iPadを3300万台、iPad miniを5500万台に変更している。7〜9インチのタブレットは、ライバルのSamsung、Amazon、Google、ASUS、Acerなどのメーカー、中国のODM(相手先ブランド設計製造)も狙っているセグメントで熾烈なシェア争いが起こることが予想される。

 小型タブレットは大型タブレットよりも低価格であり、片手で持てるなどの長所もある。Display Searchは1月の結果が今年全体のトレンドを示唆している可能性もあるとしている。同社の予想では、2013年通年のタブレット用パネルの出荷台数は2億5400万台で、2012年の1億6000万台から大きく増える見込み。このうち、5〜8.9インチは1億3600万台、9〜10インチは1億1800万台となり、7〜8.9インチの小型パネルと9〜10インチ以上の大型パネルの出荷台数が逆転するという。

 Display Searchは同時に、スマートフォンの大画面化、7〜9インチタブレットのプレミアム端末化などの変動要因も挙げている。

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