最新記事一覧
「ノードストローム」はサービスが“伝説”として語られていることで有名な米国の高級百貨店だ。その精神の根底にある考え方をまとめたのが『サービスが伝説になる時』である。「伝説のサービス」とは、人に話さずにはいられなくなるような意義のある取り組みだと著者は言う。
()
デンマークでは、サラリーマンは夕方4時に帰宅し、自分や家族の充実を重視する。教育費・医療費は無料で、年金も手厚い。確かに税金は重いが人々に納得感があり、「幸福度世界一」と評価される。そうした独特の社会観はどのように形成されたのであろうか。
()
世界経済危機下でも、インド経済は成長を続けている。日本は戦後、経済を自由化し、30年経過した70〜80年代に高度経済成長を果たした。中国は1978年に経済を開放し、やはり30年たった現在急速な発展をとげる。同様だと考えれば、インドでも今後10〜20年成長は続くのだろう。
()
オランダの歴史家ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』で、人間とは本質的に“遊び人”であると見なした。「遊び」は人間の本質的な機能で、“真面目”に人類が生産性を向上させたことで、多くの人にとっては労働が必然でなくなりつつあるという。
()
「標準化」がキーワードであった従来の教育に対して、現代ではほかとの違い(付加価値)が求められ、人により学ぶべき内容は異なってくる。教育の「個別化」である。こうした教育の革命について描いたのが、クレイトン・クリステンセンの『教育×破壊的イノベーション』だ。
()
新年度が始まった。職場の状況がガラリと変わった人もいるのではないか。宇宙飛行士も、宇宙の体験によって世界観をガラリと変えるという。
()
心理学博士のダニエル・ゴールマン氏が世に出した『EQ』。知性の指標であるIQに対して感情や心の指標である。他者に共感し共感される力が求められる個人化とソーシャル化の時代において、EQの重要性は増し続けている――。
()
ベーシック・インカムは国民全員に対して、1人当たり数万円を支給する社会制度。雇用ではなく、最低限の生活保障を重視した制度で、普通の人でも職につけない現代社会ではますます注目されている。
()
フラット化し、一見自由が進むかに見えた世界。その一方、既存コミュニティは崩壊し、きずなを作る飲み会のような場も減少した。コミュニティから放り出された個人は、不安を抱えたまま生きざるを得なくなったと『不安な経済/漂流する個人』の著者であるリチャード・セネットは言う。
()
技術に優れた会社が撤退し、劣っているはずの会社が成長することがある。その理由を「キャズム(落とし穴)」の乗り越え方にあるとした、マーケティング理論書が『キャズム』。主要ビジネススクールの課題図書でもある。あなたはキャズムを越えられるだろうか。
()
経営破たんした日本航空。その経営を託されたのが、京セラやKDDIを育てた稲盛和夫氏。彼自身が語る経営哲学が『稲盛和夫の実学』に凝縮している。
()
“就活”が終わろうとしている。大量一括採用時代が終わり、採用側・学生側の双方に取り組むべき姿勢を訴えたのが『<就活>廃止論』である。
()
中国・インドなどかつての発展途上国が世界経済をリードする時代、アフリカは貧困から抜け出せない。『最底辺の10億人』ではアフリカを取り巻く4つの罠を指摘する。
()
日本電産の永守重信CEOは、当代を代表する経営者。その経営手法を余すことなく記したのが『日本電産 永守イズムの挑戦』である。会社を蘇らせる6つのステップを紹介しよう。
()
動物のサイズと生態を紹介する『ゾウの時間 ネズミの時間』。この中の「島の法則」が示唆深い。ゾウは大陸では大きくなり、島では小さくなるという。世界は次第に狭くなっているが、日本は島国化するのか、はたまた大陸化するのか――。
()
国内の利用者数は250万人、関連サービスも続々と登場しているTwitter。この最新動向をまとめたのが、ジャーナリストである神田敏晶さんによる『Twitter革命』だ。個人と企業・メディアの関係が進化していることがありありと分かる名著である。
()
Twitter上で読者と著者が直接意見を交わす「Twitter読書」。すでに4本の書籍を題材にしてきました。つっこんだ質疑応答もあったようですが、Twitterのログは流れがち。タイミングよくタイムラインを見ていないと、どんなつぶやきがあったのか見逃してしまいます。そこで、著者と読者のやりとりを整理してみました。
()
伸びない会社は、事業に本腰を入れることができなかったり、環境に適応できなかったりしている――。4000人以上もの経営者と面談をし続け、中小・成長企業への投資を行ってきたカリスマファンドマネジャーが藤野英人さんが書いたのが『スリッパの法則』だ。
()
Twitterを通じて著者と交流できる連載「Twitter読書」。3回目の今回は『脳が良くなる耳勉強法』を取り上げます。著者の上田渉さんにお仕事のこと、“耳勉強法”のことを聞いてみてはいかがでしょうか。Twitterのハッシュタグは「#uedabook」です。
()
Twitterを通じて著者と交流できる連載「Twitter読書」。2回目の今回は『「社会を変える」を仕事にする』を取り上げます。著者の駒崎弘樹さんにお仕事のこと、これからの社会のことを聞いてみてはいかがでしょうか。Twitterのハッシュタグは「#komabook」です。
()
Twitterを利用することで、著者と読者の直接交流を実現する新連載「Twitter読書」。初回は、花王の商品開発リーダーの美崎さんによるノートの使い方指南書『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』を取り上げます。
()
中毒になるほどハマる人が出る反面、良さが分からない人も多い、Twitter。現時点で最も分かりやすい紹介本は、『ツイッター 140文字が世界を変える』だろう。
()
絶版後、数万円で取り引きされていた経営書、それが『マッキンゼー現代の経営戦略』だ。大前研一率いるマッキンゼーが、40社の経営者を集めて行なったセミナーをまとめたもので、戦略構築の基本を知るために外せない1冊である。
()
大東亜戦争において、日本はなぜ敗れたのか――。日本軍の環境適応能力の低さにあると分析した一冊が『失敗の本質』。経済的敗戦を迎えつつある、日本企業にも十分当てはまる。
()
部下が上司の仕事を「やり過ごす」ことは日本企業に多いという。「やり過ごし」の背景に、長期的成功を果たせる組織メカニズムがあったことを示したのが『できる社員は「やり過ごす」』である。
()
明治維新の立役者である西郷隆盛がリーダーシップと国家運営について語り残したのが『西郷南洲遺訓』。「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也」。この名言からあなたは何を感じるだろうか。
()
ユニクロ、セブン-イレブン、信越化学、京セラといった企業のトップにインタビューした『経営者になる 経営者を育てる』。論理的・戦略的(左脳系)スキルに加えて、5つのアート系(右脳系)スキルを持つべきだという。
()
民俗学者・宮本常一が、文字に残らない日本人の生きざまをまとめたのが『忘れられた日本人』。村社会と言うと閉じられた印象だが、うち(村)とよそ(世間)を行き来することで、村は発展を遂げてきたのだ。
()
仕事に慣れてきた頃に求められるのは、斬新なアイデアの提案だ。そんな時には、発想法の古典である『アイデアのつくり方』を読んでみたい。
()
もうすぐ衆院選。期日前投票制度を利用してもう投票しちゃったという人もいるかもしれないが、日曜日当日の投票の人はまだ少し時間がある。どうせ投票するなら、ちょっと考えて投票するのもいいかもしれない。
()
全体主義は、社会主義が生んだとした古典『隷従への道』。社会主義化の傾向にリスクはないのか――総選挙が近い今、読んでみてほしい。
()
ピーター・センゲらが、150人強の科学者・起業家にインタビューした『出現する未来』。自らの意識変化を整理していて、これを読めばスティーブ・ジョブズのように内なる声を聞けるようになるかもしれない。
()
「イタリアサッカー界の至宝」とまで呼ばれたファンタジスタ、ロベルト・バッジョ。ピッチ上での振る舞いが素晴らしかったのはもちろんだが、ピッチ外でも多くの印象的な言葉を残したことで知られている。
()
ハンセン病患者の心のケアに生涯をささげた著書が書いた『生きがいについて』。生きがいとは三つの見方を心得ることだという。
()
英国進出失敗、食品事業撤退、社長交代にその後の復帰――。ユニクロの柳井社長は挑戦と失敗を繰り返した。停滞期にこそ、成功の鍵がひそんでいる。ビジネスパーソンもスランプ期こそ大事にすべきだろう。
()
サルコジ政権でフランス変革のための政策提言をしているジャック・アタリ。彼の著書『21世紀の歴史』で予想している“三つの波”とは何か。
()
国内化学業界における時価総額トップ企業は、花王でも富士フイルムでもない。半導体シリコンや塩ビで世界トップシェアの信越化学工業だ。金川社長は、どのように日本最強の化学メーカーを育て上げたのだろうか。
()
「甘え」が日本固有のロジックであるとし、国内外で話題になったのが『「甘え」の構造』。なぜ甘えが生じるのか――。
()
部署、役割、上下関係をあえてあいまいにするのが未来の組織像だ。『コア・コンピタンス経営』で著名なゲイリー・ハメル教授が、近未来に求められるマネジメントとは何かを説明する。
()
心理学者でもある著者のフランクルは、ユダヤ人だったためナチスにより強制収容所へ送られた。収容された人々の中で、生きることを放棄した人と希望をもった人では「問い」が違ったという。
()
本田技研工業の経営責任者は藤沢武夫であった。世界企業となったホンダの経営を藤沢が語ったのが『経営に終わりはない』。バラバラだったホンダを同じ夢に向かって切磋琢磨する“道場”のような会社にした。
()
世界が日本に注目し始めた1899年、新渡戸稲造がアメリカで出版した『武士道』。キリスト教文化とは異なる日本独自の精神文化を紹介した。
()
リーダーシップ研究の第一人者たちによる共著『リーダーシップの旅』。リーダーシップの本質が「旅」だとすれば、リーダーとは内なる声に導かれて進む孤独な旅人――なのである。
()
1羽のかもめジョナサンが、生きることの意味を探究する物語『かもめのジョナサン』。働くことの意義を気付かせてくれる。
()
マサチューセッツ工科大ビジネススクール教授が書いた1冊。「1分間」とのタイトルから、浅薄な管理理論との誤解が多いが、本質は異なる。ポイントは、時間を減らすよりも頻度を上げること――なのである。
()
アメリカ国防総省が研究する先端脳科学を紹介したのがジョナサン・モレノの『操作される脳』。まるでSFのような現実が、ビジネスパーソンにも与える影響を考えたい。
()
『通販生活』で有名なカタログハウスの創業者による『なぜ通販で買うのですか』。iPhoneやネットブックの普及によって、通信販売はいよいよ加速する。なぜ今さら通販? と思った人にもオススメな良書である。
()
欧米でベストセラーになった『Zen and Japanese Culture』を和訳したのが本著『禅と日本文化』だ。禅と日本文化の入門書になっていて、一粒で二度おいしい。ビジネスで侍になるためにも一読の価値ありだ。
()
最長で16連休と、例年と比べても大型連休となる2009年のゴールデンウィーク。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を今年に入ってやっつけた筆者は、読書で連休の時間を過ごそうと考えている。
()
ビジネスに効く1冊の本質を、3秒で理解できるようにチャートでご紹介する書評連載「3秒で読めるブックレビュー」。今回は、「経営のグル」とも称されたトム・ピーターズによる1冊『セクシープロジェクトで差をつけろ!』を解説します。
()