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» 2011年08月23日 19時31分 公開

東証、証券データベースのバックアップサイトを構築

東証は、証券データベースのバックアップサイトを構築した。Oracle Databaseの「Data Guard」機能を活用することで、システム構築コストの大幅削減に成功したという。

[本宮学,ITmedia]
photo 日本オラクル テクノロジー製品事業統括本部データベースビジネス推進本部 製品推進部の谷川信朗シニアマネージャー

 東京証券取引所(東証)は、日本オラクルのデータベース管理ソフト「Oracle Database」の機能を活用し、証券会社から受け取った各種データなどを保存するデータベースのバックアップサイトを構築した。日本オラクルが8月23日に発表した。

 日本オラクルによると、大量のデータを保存するストレージのバックアップ環境を構築するためには、一般的に本番環境と同機種のハードウェアなどを用意する必要があったという。東証は高い信頼性が求められる証券データベース構築のために高価なストレージを利用していたため、バックアップサイトを構築するためには莫大な投資が必要だった。

 そこで東証はバックアップサイトの構築にあたり、Oracle Database Enterprise Editionに搭載されている、データベース間でのバックアップサイト作成やデータ同期を可能にする「Oracle Data Guard」機能を活用した。これにより、同社は当初の見積もりの半額で、既存システムに追加する形でバックアップサイトを構築できたという。

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 また日本オラクルによると、通常のバックアップサイトは平常時は運用されずに放置されることが多かったという。Oracle Data Guardでは本番サイトとバックアップサイトの定期的なシステム切り替えを可能にする「Switch Over/Back機能」を搭載している。東証はバックアップサイトの構築後、平常時からシステムの検証/テストなどにバックアップサイトを利用することで、IT資産の有効活用を実現しているという。

 日本オラクルの谷川信朗氏は「バックアップは従来、いざというときの保険や予備という要素が強かったため、企業はあまり多くのコストを割り当てることができなかった。日本オラクルは平常時からも活用できるバックアップ製品群の提供により、企業の事業継続を支援する」と話している。

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