正直者は“損”をする?ディルバート(388)

人を疑っているようで、結局信じている。やっぱりディルバートは素直ですね。

» 2015年03月12日 08時00分 公開
[スコット・アダムス,ITmedia]
photo 職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」登場人物紹介

正直に言うと……

ちょっと待った!


なんでこの件に関して、あえて「正直に言うと」って言う必要があるんですか?


過去あまりにもウソをつきまくったから、今回に限って正直であることを強調する必要があると示唆しているわけだ


それは、ボクを人間として尊重していないと認めているのに等しい


しかも、自分の悪をうまく隠そうとする礼儀すらない


ボクがボスの言葉の暴力に気がつく知性すらないと馬鹿にしているんですか?


分かりましたよ。聞こうじゃないですか、正直なことを。さぁ。


(これほど簡単に嘘をつけそうな状況もないな……)


  


 “Honesty is the best policy(正直の頭に神宿る)”と言いますが、このやりとり、結局ディルバートのほうが賢かった? それともボスのほうが一枚上手?

 To be honestは「正直に言うと」「実は」「ハッキリ言って」という意味で、主に文頭で使います。例えば“To be honest, I don't think he's fit for you(正直言って彼はあなたには合わないわ)”と使います。同じ意味で、Honestlyという副詞や“To tell you the truth(本当のことを言うとね……)”を使うこともできます。

 また、honestを使った慣用句に“honest to goodness”という表現がありますが、これは「まったく」「ほんとうに」「誓って」という意味で、“I'll bring your book tomorrow, honest to goodness!(君の本、明日持って来るよ。誓って!)”と使います。また、これを“honest-to-goodness”と形容詞のように使うと「本物の」「純粋の」という意味になります。“I want an honest-to-goodness steak, not some fancy dish(シャレた料理じゃなくて、単にステーキが食べたい)”という感じです。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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