“定額制動画配信サービス”は、スマートフォンやタブレットの普及により、着実に会員数を増やしつつある。映画、ドラマ、アニメをPCやスマホ、タブレットでいつでもどこでも手軽に視聴できるのが最大の魅力だ。
中でも「Hulu」は、国内の映像配信サービスの中で大きな存在感を放つものの1つとして注目される。米国発のサービスの特徴を、料金、作品ラインアップ、対応デバイス、決済方法、使い勝手などあらゆる面から見ていこう。
Huluは、2007年にディズニーやニューズ・コーポレーションなど、アメリカの大手メディア企業が合同で立ち上げた定額制動画配信サービス。日本では2011年9月にサービスを開始し、2014年2月28日には日本テレビ放送網によるHulu国内事業の子会社化が発表され、国内コンテンツが充実していった。
その後も順調に会員数を伸ばし、2015年3月には国内会員数100万人を突破している。
月額料金は933円(税別)で、1万本以上のコンテンツを配信する。米国発のサービスなので海外ドラマが充実しており、「ウォーキング・デッド」や「24 -TWENTY FOUR-」などの人気作品だけでなく、「Xファイル」や「セックス・アンド・ザ・シティ」といった懐かしい名作も配信されている。
日本テレビを中心に国内ドラマやアニメの数も増加。「バンダイチャンネル」やフジテレビとも提携しており、各局のアニメ、ドラマを楽しめる。
対応デバイスが多いのもHuluの特徴だ。iOS 7以降のiPhone、iPad、Androidのスマホ/タブレット、Windows XP SP2以上、Mac OS X 10.6以上のPCに加え、PlayStation 3/4/Vita、Xbox 360、Wii/Wii U、ニンテンドー3DS/3DS LLなどのゲーム機、Apple TVやChromecast、シャープ、パナソニック、ソニー、LGの一部テレビでも視聴できる。外出中にスマホで見ていた動画の続きを帰宅後にテレビで楽しむといった使い方も可能だ。ただし、1つのアカウントで同時に視聴できるのは1台だけだ。
画質は1280×720ピクセルのHDに対応し、画面サイズやインターネット回線に合わせて自動調整される。動画はダウンロードする形式ではなく、読み込みながら再生するストリーミング形式を採用。スマホやタブレットのデータ通信量を節約するためにも、できるだけWi-Fiでの利用を心がけたい。
2週間のトライアル期間を設けており、その期間は無料で使える。利用にはWebブラウザからの会員登録が必要だ。トライアル期間経過後は自動で契約手続きが完了して料金が発生するので、利用しない場合は解約する必要がある。
さまざまな支払い方法に対応するのも特徴だ。クレジットカードだけでなく、PayPal、ドコモケータイ払い、auかんたん決済、iTunes Store経由で支払いできる。
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