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小岩井 大輔 写真展「富士山頂上〜つるし雲〜」写真展

» 2016年06月03日 06時00分 公開
[井上輝一ITmedia]

 さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。オリンパスプラザ 東京で、2016年6月3日から開催する小岩井 大輔 写真展「富士山頂上〜つるし雲〜」を案内する。

小岩井 大輔 写真展「富士山頂上〜つるし雲〜」 ©小岩井 大輔

写真展案内
日本最高峰の標高を誇る富士山。円錐形の美しい姿は、古来から人々を魅了してきた。
2013年 6月、世界文化遺産に登録され、世界に認められた山となり、麓には多くの観光客が訪れ、夏山の登山シーズンには海外からも外国人登山者が山頂を目指し登頂する。
富士山は独立峰の為、複雑な気流を作り出す。西日本に低気圧や前線が発生すると湿った西風が富士山にぶつかる。山頂を越える風、南北を巻き込む風が吹き付け、富士山特有の笠雲や吊るし雲が出現する。昔の人は、この雲を見て悪天候を予測して、移りゆく天気を生活に生かしていた。麓から眺める雲は富士山の山容と相成って美しく優雅であるが、山頂では物凄い嵐となり、立って歩くこともできない強風が吹く。吊るし雲は西風の影響で発生するため、決まって風下の東側に現れる。
吊るし雲が目の前で変幻自在に形を変化させる。突風が吹き荒れ、小石が飛んでくる中、カメラを構えていると、自然と無心になり、自分の汚れた心が洗い流されていくのが分かる。雲間から一瞬見える吊るし雲にシャッターを切っている時、自分は生きていると実感する。
富士山は誰もが知っている美しい山であるが、形だけではない…。
吊るし雲には富士山本来のエネルギーやパワーがある。

【作者略歴】
小岩井 大輔(こいわい だいすけ)
1973年埼玉県出身。20歳の時に富士山に魅せられ写真撮影をはじめる。独学で写真を学びながら様々な風景・人に出会い、富士山全般をテーマに活動をしている。夏の間は富士山頂上にある「扇屋」に住み込み、天空の世界を撮影している。写真集「Mt.FUJI3776 富士山頂の世界」山と溪谷社。

写真展の詳細

名称 小岩井 大輔 写真展「富士山頂上〜つるし雲〜」
開催期間 2016年月3日(金)〜6月8日(水)
開館時間 11時00分〜19時00分(最終日15時終了)
定休日 木曜
入場 無料
会場 オリンパスギャラリー東京

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