Motorola、2方向折りたたみ式のWiFi携帯電話3GSM World Congress 2004

» 2004年02月25日 21時57分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 仏・カンヌで開催中の「3GSM 2004」で、フィンランドのNokiaと米MotorolaがWiFiをサポートした携帯端末を発表した。WiFi登場当時、モバイル業界関係者の中ではWiFiを脅威とみなす動きがあったが、携帯端末メーカーは受け入れ始めたようだ。WiFi統合型携帯電話は新しいトレンドとなるかもしれない。

 Nokia、Motorola共にWiFi、BluetoothをサポートしたGSM/GRPS端末、「Nokia」「Motorola MPx」を投入した。Nokiaは既に記事で触れているので(2月24日の記事参照)、ここではMotorolaの「MPx」を紹介する。

 「MPx」はOSに「Microsoft Windows Mobile」を採用しており、“電子メールデバイス”と位置づけている。電子メールなどに常にアクセス可能な携帯電話端末というコンセプトから、外観は、Nokiaが超小型ノートPCのアプローチを取ったのに対し、あくまでも電話にこだわったデザインだ。

 まず目を引くのが、縦、横の2方向に開閉できる折りたたみ式という点だ。通常の折りたたみ式のように、端末を縦に持って上に開き、縦長の状態にすると“電話モード”となり、横方向に開くと“PDAモード”となる。QWERTY配列のフルキーボード、2.8インチ、320X240ピクセル(QVGA)、16ビットカラー画面を持つ。もちろん、“PDAモード”での電話の受信も可能。

 ペン操作が可能なほか、1.3メガピクセルカメラを持つ。SD/MMCスロットを利用して最大1Gバイトのメモリを搭載可能だ。バッテリ持続時間は、スタンバイ状態で平均48時間。ActiveSyncとAir-syncでの同期化が可能。セキュリティでは、WEPなどの規格をサポートする。Javaをサポートしており、Microsoft Pocket PCとJavaの両アプリケーションのダウンロードが可能。

 出荷は今年後半の予定で、価格は未定だ。

 2月23日の発表時には、今年初めにMotorolaの会長兼CEOに就任したばかりの元米Sun Microsystemsのエド・ザンダー氏も登場した。同社は中国市場、米国市場でシェアを伸ばしているが、欧州では欧州メーカーに押されて不振が続いていた。この日、同社の経営陣は揃って「We're Back」と述べ、市場シェアを積極的に伸ばしていく意気込みを見せた。

エド・ザンダー氏はじめ、勢ぞろいしたMotorola経営陣。左から上級副社長、グローバルテレコムソリューション担当社長兼CEOのエイドリアン・ネムック氏、社長兼COOのマイク・ザフィロフスキ氏、上級副社長 パーソナル・コミュニケーション部門社長兼CEOのトム・リンチ氏、エド・ザンダー氏

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