4モデル目の900i「SH900i」を試す(1/3 ページ)

» 2004年04月13日 21時40分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「SH900i」は200万画素+オートフォーカスのカメラユニットを採用したシャープ製のFOMA端末。FOMAとPDCという通信方式の違いを除けば、非常にSH505iSに近いコンセプトを持ち、デザインも酷似している。“SH”端末は元々あまり奇をてらった外観ではないが、今時の折りたたみタイプとして非常にプレーンなデザインだ。

アンテナレスな点を除けばプレーンなデザインの折りたたみタイプ。背面液晶はカメラ利用時にファインダーも兼ねることもあり、大きめの1.2インチTFTカラー液晶だ
右側面にはminiSDスロットと、横長スタイルでのカメラ利用時のシャッターボタン、左側面に角型のイヤフォンマイクジャックを供える。赤外線ポートはヒンジ部だ

 SH900iを一言でいうならキープコンセプトとなるだろう。PDCのSH端末と似ているのは外観だけではなく、ボタンレイアウトやソフトウェアまで酷似している。SH505iSと比較すると主に機能拡張されたのは、

  • テレビ電話への対応
  • メール送受信の大容量化
  • iアプリの強化
  • データビューワの搭載

 となり、うち3点はFOMA 900iシリーズとして必然の機能拡張だ。

 このためSH端末からの移行は極めてスムーズに行えるだろうが、新鮮味には欠ける。例えば、従来のFOMA端末の多くがサポートするマルチタスクもサポートしていない。マルチタスクの有効性に関しては是非もあると思うが、使いこなせば便利な機能でもある(4月7日の記事参照)。

 サイズ、重量を見ると、シリーズ中でも厚みがあり重い部類に入る。実は厚みは「F900i」と同じ26ミリ、幅は1ミリ広いだけの51ミリだが、F900iの上端下端が絞り込まれているのに対し、SH900iは角を取った程度のデザインなので大柄に感じるのだ。また重量の132グラムは900iで最軽量の「N900i」より17グラムも重いことになる。多機能さとのトレードオフともいえるが、決してスマートな端末とはいえない。

PDCのSH端末そのままの操作性

 SH900iは、操作性自体もSH505i/iSとほとんど変わっていない。厳密にいえば最下段の[VIEW]キーの位置が中央から左側に変更され、メニューは追加機能に応じた項目が増えているが、操作性に大きく関わる変更ではない。

左がSH900i、右がSH505i。キーは機能まで含めて完全に同一。[VIEW]キーの位置だけが変更されている

 ただしメニュー構成はSH端末独特のタイプで、左右キーでジャンル、上下キーで項目を選択する。特に難があるわけではないが、SH端末以外から移行するユーザーは多少慣れがいるだろう。2階層目以降は標準的なリスト形式となる。

左がSH900i、右がSH505i。SH900iではキャラ電、メロディといった項目が追加されているが、5番目には「プリント指定(DPOF)」もあり、基本的なメニュー構成は変わっていない

 アドレス帳の操作性は非常に良好だ。アドレス帳ボタンを押すと即一覧表示となり、上下キーで一覧内でのフォーカス移動、左右キーまたは数字キーで「あかさたな」の先頭からの一覧に移動できる。ページスクロールもメール/アドレス帳キーに割り当てられている。

 一覧表示で同じ数字キーを複数回、例えば1キーを複数回押せば「あ」「い」「う」の先頭が表示される。さらに絞込みが行えるインクリメンタルサーチにも対応する。アドレス帳の基本的な検索性については満点を上げてもいいだろう。

左はアドレス帳キーを押した直後。中央は1キーを5回押して読みが「お」の先頭から一覧表示、右はさらに3キーを押して読みが「おさ」を先頭として一覧表示した。タブ式の一覧と、読みを入力しての検索を一体化したような検索性を持つ
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