カラオケにもFeliCa導入 第一興商がコンテンツサービス

» 2004年04月19日 22時08分 公開
[ITmedia]

 第一興商は4月19日、非接触型IC技術「FeliCa」を活用したコンテンツサービスを始めた。ブロードバンド回線と接続した専用端末をカラオケボックスに設置し、ICカードを使用したコンテンツサービスを展開する。

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 登録制の「club DAM MEMBERSHIP」を新設し、FeliCaを使った会員カードを発行する。ブロードバンド対応カラオケ機器「BB cyber DAM」に接続した専用端末「DAMステーション」にカードをかざすとコンテンツを利用でき、有料コンテンツの決済はプリペイド型電子マネー「Edy」で行う仕組み。第一興商はFeliCa内蔵iモード端末でも、同機器を利用できるようにする予定だ。

Photo 写真は、ドコモのiモードFeliCaプレビューサービス発表会で第一興商が展示したもの

 DAMステーションでは、内蔵カメラを使って顔写真を登録し、リクエスト時に画面上に表示させたり、1回300円でオンラインオーディションを受けたりできる。本体はクレードルから分離して、カラオケTV画面を手元で確認できるサブモニターとして利用することもできる。

 まず都内の「ビッグエコー」直営店舗に設置。今期で5000台以上の設置を計画している。

 Edyのバリュー発行は、同社が第三者発行型前払式証票発行者登録を行い、自社で行う。Edyのバリュー発行を金融機関以外が行うのは初めて。

 カラオケボックスの利用客は年々減少しており、各社とも集客力の向上に知恵を絞っている。同社はコンテンツゲートウェイ事業を展開することで、カラオケボックスを単なる“歌う場”から多彩な娯楽を楽しめるスペースへと転換させ、来店客と収入源を増やしたい考えだ。

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