ニュース
» 2004年06月01日 17時53分 UPDATE

通信にBluetooth、お絵かきにタッチパネル〜「F900iT」

ついにBluetooth搭載の「F900iT」の全貌が明らかになった。Bluetoothはワイヤレス通信用途のほかに、ワイヤレスの音声通話を想定。別売りのヘッドセットも用意される。

[後藤祥子,ITmedia]

 Bluetoothとタッチパネルを装備していることで、発表時から注目を集めていた「F900iT」。その全貌がついに明らかになった。

sa_bt100.jpg


sa_bt80.jpg
 カメラや撮影補助用ライト、スピーカーは底面に装備。左側面にはBluetoothボタンとマクロ切り替えスイッチ、メモボタンが、右側面にはヘッドフォンジャックが付いている。本体にはタッチパネル用のスタイラスペンが付属

 ボディは、液晶部が回転する機構を採用。カメラ利用時には2.4インチの大きなメインディスプレイを見ながらの撮影が可能だ。液晶を表にしたビューワスタイル時には静止画やムービー、Web閲覧、手書きメモ入力が可能。「メール閲覧には未対応」(富士通説明員)で、電話がかかってきたときには、「通常の通話スタイルにしないと電話をとれない」

Bluetoothは3つのプロファイルを搭載

 F900iTは、前モデルとなる「F900i」のインタフェースや指紋認証機能はそのままに、Bluetoothとタッチパネル機能を搭載したモデル。タッチパネル用にはスタイラスペンも付属する。

sa_bt1.jpg
 端末は液晶部が時計回りに回転するスタイル。ヒンジは二軸回転機構。閉じた状態で液晶面が表に出るビューワスタイルは、「この状態で持ち歩くことを想定していない」といい、操作できる機能も限られている

 Bluetoothのバージョンは、1.1に準拠。プロファイルは「ダイヤルアップネットワーク」「ハンズフリー」「ヘッドセット」の3種が搭載され、オブジェクトプッシュプロファイルの搭載は見送られた。

 主な用途はワイヤレスによる通信機能と音声通話機能だ。端末左側面のボタンを長押しすると、端末側のBluetoothが待ち受け状態になり、端末をカバンの中に入れたままでワイヤレス通信を行える。

 利用可能なBluetooth対応PCについては、発売までに富士通製のBluetooth内蔵PCでの動作確認を行う予定。現状では富士通製のUSB対応Bluetoothアダプタでの動作確認がとれているという。ドコモ側でも動作確認は行っているといい、取扱説明書に記載するなどの形で対応機器情報を提供する予定だ。

sa_bt97.jpg
 Bluetoothでの接続中にはiマークがブルーに光る

 ワイヤレスでの音声通話用には、別売りでヘッドセットを用意。着信後の応答から通話、終話までを、端末にふれることなく行える。またあらかじめ登録した1件については、ヘッドセットから電話をかけることもできる。

sa_bt2.jpg
 ヘッドセットの正面にはフックボタンがあり、これを押すことで通話や終話を行える。バッテリーは内蔵タイプで充電式。バッテリーの持ちは120時間程度だという
sa_bt3.jpg
 Bluetoothヘッドセットを耳にかけたところ。表面に「フックボタン」と「音量調節ボタン」がある

 車での利用については、セルシオやプリウスなど、Bluetooth機能を備えた車でのハンズフリー通話が可能だという。

sa_bt96.jpg
 背面にはF900iと同じ有機ELパネルを装備。Bluetooth通信中には接続状態が表示される


sa_bt40.jpg
 Bluetooth設定画面。接続相手の機器とは最初にペア設定をする必要がある

 ドコモの音声端末型携帯電話にBluetoothが搭載されるのは初めてで、まずはイノベーター層向けの「F900iT」に装備された。「端末コストへの影響や、大きさや形に与えるインパクトを考えると、標準ラインアップに装備するのはまだ早い」という理由だ。

タッチパネルはお絵かきや手書きメモに

 タッチパネルは、「機能が複雑化する中、直感的な操作を行えるように」(ドコモ広報)と装備された機能。F900iTでは、手書きメモ入力や写真への落書き、内蔵アプリの操作などをタッチパネルで行える。

sa_bt55.jpg
 初期状態では起動メニューが、タッチパネル対応のアプリを集めた「タッチメニュー」になっている。メニュー設定から起動メニューを通常メニューに変えることができる。「タッチメニュー」は、カスタムメニュー的な役割もあり、任意の機能を登録することも可能だ

 手書きメモには、スタイラスを使って手書きで情報を記載できる。書いたメモはiモードメールに添付して送信することも可能だ。

sa_bt54.jpg
 手書きメモの背景は、ノートや黒板、わら半紙など10種類から選べる。手書きメモのデータは「メール添付可能な容量で保存される」(富士通説明員)といい、メール添付して送信可能だ

 また撮った写真に文字や簡単なイラストを手書きで加えたり、切り抜き作業を行える画像編集機能を装備。写真にちょっとした加工を施してメール送信できる。

sa_bt30.jpg
 タッチパネルを使った画像編集の流れ。撮影画像を表示させ、「編集」-「手書き」を選ぶとツール群が現れる。文字色は220色から選べ、文字の太さ変更や画像の切り抜きなども可能だ

 ただ、タッチパネル機能については対応している機能が限定されている。たとえば手書きメモをメール送信する場合、画像を編集して添付するまではタッチパネルで行えるが、アドレス入力や送信は、ダイヤルキーやソフトキーを使って行うことになる。

sa_bt5.jpg
 タッチパネルに対応した機能を集めた「タッチメニュー」(左)。タッチパネル操作に対応した写真加工機能(中)。内蔵アプリのフリーセルと麻雀牌パズルFはタッチパネル対応


sa_bt70.jpg
 Web閲覧時には、リンク先へのアクセスやスクロールをタップで行える。ただFlash画面ではタッチパネルの機能が働かない


sa_bt98.jpg
 ボイスレコーダ機能の「サウンドレコーダ」が独立したメニューとして用意される


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.