FOMA派生モデル「N900iS」「P900iV」「F900iT」発表

» 2004年06月01日 15時01分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 NTTドコモは6月1日、FOMA 900iシリーズの新機種「N900iS」「P900iV」「F900iT」を発表した。今年2月から順次投入してきた900iシリーズの派生モデルとなる。非接触ICチップFeliCaは内蔵していないが、独特な機能の採用が目を引く。

 N900iSは「N900iのデザインをベースにして、特徴のあるカラーを追加したバージョンアップモデル」iモード企画部のサービス戦略マーケティング担当主査増田智子氏)。F900iTとP900iVは、ハイエンド機種となり、販売価格も高めとなる模様。各機種とも発売日は未定。

 それぞれ大きな新機能の追加はなく、サービスは900iシリーズを継承。端末独自の機能追加がメインとなる。

 50xシリーズは、ある程度機能を統一し、春にi、秋にiSという投入サイクルだった。900iシリーズでは、「ユーザーのニーズが多様化しているので、スタンダード機だけの供給は難しくなっていく。機能特化型の端末も順次投入していく」(増田氏)と、モデルの多様化を図っていく。

今回の3機種の位置づけ。「900iに切り替わり、ちょっと過渡期なのでタイムスケジュールが明確ではないが、“90xiを出してiSを出す”といった分かりやすいものにしていきたい」(増田氏)。ちなみに、“iS”はSecond、“iT”はTouch panel、“iV”はVisualを意味している

 N900iS(NEC製)は、「誕生祝い」などのデコメールテンプレートを20種類内蔵したほか、デコメールのユーザーインタフェースも向上した。日本語入力機能「T9」も強化され、「N506i」のようにダイレクトに漢字候補を選択できるようになっている。ターゲットは「赤、ピンクといった特徴のある色。個性的なモデルを求める人にお勧めしたい」(増田氏)。

 P900iV(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)は、独特のヒンジ形状で話題を呼んだ「P2102V」を模したムービースタイル端末。195万画素のCCDカメラをヒンジ部に横向きに搭載した。動画撮影機能も強化され、P900iの約3倍の解像度となるQVGAサイズでの撮影が可能。

 「AV機器に興味を持つ男性がターゲット。(P2102Vは)子供の様子を動画で残したりと、意外に主婦にも人気だった。幅広く女性層も狙っていけるのではないか」(増田氏)。新カスタムジャケットが登場する「P900i」も併売される(6月1日の記事参照)。

 F900iT(富士通製)は、メインディスプレイにタッチパネル液晶を採用し、Bluetooth機能も内蔵した端末。タッチパネルは同梱のスタイラスで操作でき、画面に書き込んだ画像をメールに添付することもできる。

 KDDIはBluetooth内蔵端末を投入しているが、ドコモが内蔵の音声型携帯を出すのは初めて。Bluetoothヘッドセットも別途用意する。各種機能を盛り込んだことで、厚みは32ミリ、重さは154グラムと大型化した。カメラは128万画素CCDを採用した。

FOMA、400万を突破

 900iシリーズは、これまで「F900i」「N900i」「P900i」「SH900i」の4機種が発売されており(2003年12月18日の記事参照)、5月31日付けで契約数も400万を突破した。今回3機種を追加することで合計7機種となる。開発中の「D900i」(三菱電機製)のほか、非接触ICチップFeliCaを内蔵した、900iCシリーズも、近々投入する予定(3月24日の記事参照)。

 3機種の主なスペックは以下の通り。

製品名 N900iS P900iV F900iT
製造元 NEC パナソニック・モバイル 富士通
連続通話時間(テレビ電話時) 140分(90分) 150分(90分) 140分(100分)
連続待受時間(静止時) 430時間 500時間 450時間
サイズ(幅×高さ×厚み) 48×26×102ミリ 50×27×102ミリ 53×110×32ミリ
重さ 115グラム 138グラム 154グラム
メイン液晶 2.2インチ6万5536色QVGA TFT液晶 2.4インチ26万色QVGA TFT液晶 2.4インチ26万色 TFT液晶
サブ液晶 0.9インチ 4096色STN液晶 1インチ4096色STN液晶 1インチ3色有機EL
カメラ 100万画素スーパーCCDハニカム 195万画素CCD 128万画素CCD
カラー レッド/ピンク/ブラック/シルバー シャンパンゴールド/クラウドブラック/ブロンズオレンジ ブラック

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