NTTドコモは3月24日の社長会見で、2004年度の新端末の方向性を明らかにした。
これまでiモードやテレビ電話に代表される「マルチメディア化」、WORLD WALKERやWORLD WING、海外でのW-CDMA振興などの「グローバル化」、QRコード対応やFeliCaに代表される「ユビキタス化」を進めてきたが、新たに強化ポイントとして「セキュリティ」を挙げた。
機能 | 関連記事 |
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認証(FirstPass) | 2003年6月の記事参照 |
位置情報 | GPS付きのFOMAも検討中 |
端末ロック | − |
アンチウイルス | (2003年10月の記事参照) |
エアダウンロード | (2003年9月の記事参照) |
迷惑メール対策 | (3月24日の記事参照) |
災害伝言板 | (1月9日の記事参照) |
販売開始された900iシリーズに続き、2004年度下半期には「901iシリーズ」を投入する。ドコモの立川敬二社長は「携帯電話の安心機能」と表現。端末に悪影響を及ぼすコンテンツやアプリケーションの利用防止機能を搭載する。
2004年度に発売する主な端末も明かされた。
機能向上モデルのうち、「F900iT」「P900iV」は900iシリーズ発表時に概要が明かされたモデル(2003年12月の記事参照)。春に発売とされている。「N900iS」の名前は初披露。“iS”はシリーズではなく、一部機種に限られると予想される。
FOMA/無線LAN デュアル端末は、NEC製の試作機が公開済み(2003年12月の記事参照)。「90xiL」という名称が予想される。
FOMA/GSMデュアル端末は、海外に持って行ってそのまま利用できる端末。GSM圏のデータ通信方式GPRSにも対応する予定。「90xiG」の名称で投入される(3月23日の記事参照)。
FeliCa搭載モデルは、900iシリーズのほか506iシリーズでも投入される予定(2月19日の記事参照)。型番は“iC”となる。iモードFeliCaサービス提供各社は、スタートを8月と話しており、8月前後の投入が予想される。
ドコモが定額制導入時の新たな収益の柱として期待する“リアル連携”に関して、外部インタフェース搭載端末の稼働台数も明かされた。
機能 | 台数 | 端末シリーズ |
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カメラ | 約2500万台 | 900i、2101V、2102V、2701、2051、505i、505iS、504iS、25xi |
赤外線 | 約2000万台 | 900i、2102V、2701、2051、505i、505iS、504i、504iS |
QRコード読み取り | 約380万台 | 900i、505iS |
テレビ電話 | 約200万台 | 900i、2102V、2101V |
FeliCa | 2004年上半期発売 | |
Bluetooth | 2004年上半期発売 | |
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