“iCシリーズ”──iモードFeliCaの発表に伴い、ドコモから仕様が公開された。
携帯に内蔵されたFeliCaチップは、iアプリを経由してアクセスできる。公開された仕様は、FeliCaチップにアクセスするためのiアプリのAPIが中心。
携帯向けのFeliCaアプリケーションには、高いセキュリティを持つ「共通領域」と、簡易にサービスを提供できる「フリー領域」の2種類がある(2月19日の記事参照)。
共通領域の利用はフェリカネットワークスとドコモへの申し込みが必要となり、iモードでいう“公式サイト”に近い位置づけとなる。逆にフリー領域は特に申し込みなく利用でき“勝手サイト”に近い。
領域名 | 用途 | 説明 |
---|---|---|
共通領域 | 高セキュリティかつ自由度の高いサービスを提供したい場合 | フェリカネットワークスが運用管理するFeliCaのメモリ領域 |
フリー領域 | セキュリティは重視しない場合 | セキュリティレベルと引き換えに、サービスを比較的簡易に提供可能 |
今回公開されたのは、フリー領域を利用するためのAPI解説書「iアプリコンテンツ開発ガイド for DoJa-3.0 iアプリオプション・iアプリ拡張編」と、APIのリファレンスである「iアプリコンテンツ開発ガイド for DoJa-3.0 APIリファレンス編」。
また、フェリカネットワークスのぺージでは、共通領域を使うための「“on FeliCa"リモート発行サービス」の開始もアナウンスされている。
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