ソフトバンク・モバイルは、iモードFeliCa対応の顧客管理システムを8月上旬より提供する予定と発表した。POSの顧客管理システムと、携帯電話を使った顧客管理システムを一元化する。
同社は2004年3月から、FeliCaカードを利用したPC-POSのシステムを提供している(3月16日の記事参照)。従来のシステムでは、管理側はユーザーにカードを発行した後、別途個人情報を紙に記入してもらうなどして取得し、カードとひもづける必要があった。
iモードFeliCaを利用した場合、管理側はユーザーに携帯サイトから会員登録を行ってもらい、その場で個人情報を含んだ“会員証アプリ”を自動的に生成、ダウンロードしてもらう。これにより、来店時にPOS情報と連動するような会員証が容易に作れるという。
同社のモバイルコマースシステムと連動させることで、オンラインショップ/オフラインショップ両方での顧客情報管理も可能になる見込み。NTTドコモの提供する「マイボックス」サービス(1月21日の記事参照)との連携も視野に入れているという。
同社はカード版システムを、FUJI ROCK FESTIVAL オフィシャル・ショップ「岩盤」の会員証などで稼動させており、今後はこれをiモードFeliCa版サービスに対応させる。カード版FeliCaと、iモードFeliCaの双方に対応できる点も、システム上のポイントだという。
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